今年の歌舞伎2006/02/01 01:55

一昨年は海老蔵襲名と松竹座遠征、去年は勘三郎襲名の時の仁左衛門・玉三郎共演、それに比叡山薪歌舞伎と散財したが、今年も一月の松竹座遠征に続いて二月、三月、四月と歌舞伎座に通いそうだ。四月は松竹座遠征もしたい。本当は海老蔵と亀治郎共演のこんぴら歌舞伎にも行きたかったが仁左衛門が7月に松竹座に出るようなので、その予算を確保しておきたい。

四月は歌舞伎座で仁左衛門が、松竹座で愛之助が福岡貢をやる。両方見るつもり。

海老蔵の胸毛2006/02/08 01:07

ゆうべの雪で足元が悪かったが久しぶりにまっとうに近い時間に出勤した。きのうは昼過ぎまで眠っていたせいか夜の眠りは浅く、朝方夢を見た。海老蔵で裸で私にお茶を入れてくれて、話をした。私の家庭教師先のお兄さんみたいな設定らしい。ふとんが敷いてはあるが色っぼい雰囲気はなく、私は「海老蔵って胸毛があるんだなあ」と見ながら、彼がきょうは眼鏡をかけているとかサングラスをかけているとかいうことを友達の間で話題にする、というようなことを話した。海老蔵がそれをきいて、眼鏡をかけるのをやめなければよかった、というようなことを言った。やめた理由は彼が出るオリンピック(水泳らしい)の同僚の女性の言われたかららしい。

きょう、やっと浪花花形歌舞伎の申し込みと同人誌の申し込みを郵便局から送った。郵便物を出すのがとにかくおっくう。化粧品会社の景品の申し込みもまだしていない。

定時退社2006/02/09 00:46

ではないが、六時少し過ぎに会社を出た。久々に早く帰れたのでご飯を炊いた。毎日こんな生活をしたい。

土曜日に休日出勤したとき、しばらく前に改装中だった新宿駅構内の惣菜屋に寄ったら、前と売るものが変わっていて、ライスとか量り売りのサラダがなくなっていた。しかたなくいわしの唐揚と昆布のおにぎりを買った。味は良かった。ヘルシーなサラダがいろいろあって好きな店だったのに。

語学のレッスン2006/02/18 19:11

先週、Englishtownのプライベートレッスンのためにクラスに入ろうとしたら、画面に出るのがクラス終了時に出るべきフィードバックシートだけで、それを閉じると何もなくなってしまい、またリンクをクリックするしかなく、するとまたフィードバックシートが出て・・・ということを繰り返し、結局入れなかった。 「入れなかった」というのは、プライベートレッスンのためのCentraOneというソフトが正常に起動しなかったということだ。講師のMiriにメールしたら、サーバ変更でシステムが不安定で、クラスに入れなくても講師はレッスン料をもらえるし生徒には課金されない、というのでキャンセルことにした。

Englishtownに不具合報告のメールを出したらソフトに問題があるので今回のレッスンは課金されないという返事が来た。夕べ、先週と同じことが起き、今週もレッスンはお流れかとあきらめかけたが、Miriのメールに「ポップアップブロックをオフにしてみろ」と書いてあったので、ブラウザのインターネットオプションのセキュリティの「ポップアップブロックを使用する」を無効にして、再度トライしてみるとCentraOneが開いた。ポップアップブロック関連であることがすぐ理解できたのは、3週間前にクラスに入ろうとしたとき、リンクをクリックすると最初に出るポップアップに「ポップアップがブロックされています」というようなメッセージが書いてあり、その中の指定箇所をクリックしてCentraOneを開くまで時間がかかった、という経験があったからだ。

Englishtownはサイトかメールで説明すべきだ。そうしないと、プログラムが修正されない限りずっとクラスに入れない生徒が出てしまうだろう。

きょうは先週に続いて中国語のレッスンだった。二週に一度が原則だが先生と私の都合によって変わる。考えてみると八年も習っているのだが全然ものにならない。大きな理由は勉強時間をとっていないこと。

語学は自分にとっていくらかでも才能があると思える唯一の分野だから、今年は心を入れ替えて勉強時間をふやし、試験にも挑戦したい。

片岡愛之助2006/02/20 00:29

19日の歌舞伎座、夜の部を見た。 最初の演目石切梶原には年初から注目し始めた片岡愛之助が俣野景久役で出た。脇役にばかり注目して見るのは初めてだ。先月松竹座で見た斧定九郎の「五十両・・・」の低音と違いやや高音の台詞。口跡がいい。座っているときの姿勢がいい。役者としては基本なのかもしれないが、周りの役者と比べてそう感じる。先日テレビで見た藤十郎の番組に稽古風景が出ていたが、そのときも姿勢がよくグラグラしないで座っているのが印象的だった。

愛之助の名前は知っていたが、写真を見るかぎりたいして綺麗でもない女形、という認識だった。自分が持っている筋書や過去の出演作を見てみると、愛之助襲名の挨拶文が載っている新橋演舞場の筋書も持っているし、孝夫・玉三郎共演の廓文章に幇間の役で出ているので絶対に何回か見ているのだが、全く記憶がない。イケメンだと知ったのは昨年の浅草歌舞伎のチラシで、主な出演者の横顔が並んでいるのを見たときである。今年の正月番組の新撰組に榎本武揚の役で出たのを見て、自然な演技に好感を持った。その後で見た松竹座の「義賢最期」が名前を意識して見たはじめての舞台である。

「義賢最期」も斧定九郎もよくやっていた。仁左衛門ファンの私が一番驚いたのは化粧した顔が仁左衛門に似ていることだ。それまで、似ているという声も聞いたが自分の眼で見るまではあんなに似ていると思わなかった。松竹座で買った写真を見た友人も似ていると言った。素顔はそんなに似ていない。二人の顔を比べて見ると口と顎の形が似ている。仁左衛門は顎の形に特徴があり、それが同じなのですごく似て見える。素顔だと違うのに、きょう見た俣野でも眉と目のあたりが似ているように見えた。不思議だ。この「仁左衛門に似ている」は超強力な武器で、仁左衛門ファンのおばさん達は色めきたっている。

愛之助に注目しているのは次の二点についてだ。 一つは仁左衛門の後継者として。 仁左衛門は現在最高の歌舞伎役者だと思う。松嶋屋は偶然にこの優れた役者を輩出したが次代にはつながらないとあきらめていたので、愛之助は存在そのものがすばらしい。「松嶋屋の秘密兵器」とでも言おうか。 もう一つは上方の役者として。 関西系の役者は子どもの代がみんな江戸っ子になってしまって、関西育ちの御曹司は仁左衛門が最後と思っていたので、上方歌舞伎は実質的には滅びたと思っていた。しかし、愛之助は大阪育ちだそうなので、まだ生き残りがいたわけだ。

松竹座の芝居を見た直後はできるだけ仁左衛門に似てほしいと願っていたが、いろんな記事や写真を見るうち、将来はこの人なりの美を追求すべきだと考えるようになった。まあ、考えるまでもないことだが。仁左衛門のようなぼっちゃんぼっちゃんした感じ、高貴さはないが、仁左衛門は絶対できない肉体労働者系の役ができそうだ。仁左衛門のような長身痩躯ではないが、歌舞伎の伝統的美観から言ったら仁左衛門の方が異常なのであって、愛之助は王道の体型なのではないか。仁左衛門と玉三郎は自分達の異常な体型を前提に美を構築していったのだから、愛之助も自分なりの美を追求してほしい。

舞台に注目するようになって日が浅いが、今の印象を書いておく。骨格がしっかりしておそらく年をとってもくずれない顔立ち、声の良さ、という素質に恵まれている。それに、たぶん器用なのだろう。だから仁左衛門に教えられたたままに演じている、と観客が感じる程度に似せられるのだろう。きょう見た俣野レベルの役なら安定して演じる力があると思う。バレエで言えばダンスール・キャラクテールとして十分な力があることはわかった、果たしてダンスール・ノーブルとしても通用するか注目されている、というのが今の段階だろうか。

二人道成寺2006/02/22 23:03

19日夜の歌舞伎座の二演目目は「二人道成寺」だった。一昨年の一月にも見た。その時は演目をよく把握しないまま行って、菊之助の娘道成寺だと思って見ていたらスッポンから玉三郎が出てきたのでとてもラッキーなことに感じた。舞台写真も何枚も買った。評判が良かったので再演となったのだろう。今回ははじめから期待して行った。

前回は菊之助が舞台で踊っているときに玉三郎が出てきたように記憶しているが、今回は花道で踊っているときにスッポンから玉三郎が上がってきて二人で踊りだしたので、また違う趣だった。良い席はもうないだろうし金も暇もないが、またもっと近くで見たい。席は二階の一列目でよく見えたが花道からは遠かったのでもっと近くで見たかったと欲が出る。

玉三郎と同じ時代に生まれてきて幸せだったと心から思う。私の人生に現れた人間の他のすべての人を別の人と入れ替えてもいいから、彼だけは入れ替えないでほしい。菊之助が大きな役をやりだした頃、彼の世代はもはや玉三郎と競争する必要がないんだ、幸運だなと思った。しかし前回二人道成寺を見たときに菊之助は玉三郎にならないと確信した。別にどこが悪いというわけではない。ただ玉三郎の比類なき美しさとカリスマ性は彼にはない。もしかしたら踊りは菊之助の方がうまいのかもしれないのに、前回も今回も玉三郎の引き立て役になってしまっている。

娘道成寺は私にとっては玉三郎の踊りが基準になってしまっていて、たぶん玉三郎よりうまい勘三郎のを見ても腕が短すぎると感じて、玉三郎の道成寺を見たくてたまらなくなる。だからもう玉三郎以外の道成寺は見たくない。同世代から見て、28の男と踊って負けない55の男は凄い。二人で踊っている間ずーっと、美人の方が玉三郎、踊りが綺麗な方が玉三郎で、互いに一人ずつ踊ったシーンも、一番良いシーンだから玉三郎が一人で踊ったように感じた。動きの一つ一つが、ただ決められた動きをしているのではなく、一番美しく見える動き方を追求して磨き上げられているように見える。それが見たいから客は金を払う。私が歌舞伎にはまったのは玉三郎と孝夫の「桜姫東文章」だが、そのときも、どんな動きも美しいことに感動した。自分を歌舞伎にひきつけているものは玉三郎の芸術性なのだとまたあらためて感じた。

お手入れ会2006/02/25 23:51

今度の週末は何ヶ月ぶりかで土日に休出もせず中国語のレッスンもない。ゆっくりしている。きょうはカネボウのお手入れ会に行った。ブログを書き始めてから二回目のお手入れ会。

きょうは桜の香りのパックをしてもらった。前回は十二万円のクリームのパックがあったのだが、きょうはそれはなくて、七万円のクリームだった。パックをしてもらって回りに誰もいない間に少し眠った。お手入れが済んだ後、化粧水と眉ペンシルを買った。眉ペンシルは旅行の間に回しても芯がでなくなってしまったのだ。

景品に黒米酢をもらった。来週は人間ドックなので身体に良さそうなものはいい。十年以上前に、やはりお手入れ会のときだと思うが同じ化粧品屋で、そのとき特別に来た人に、晩御飯の後毎回盃一杯のお酢を飲むとお腹に脂肪がつくのを防げるといわれた。直後はしばらくお酢を飲んでみたがまもなくやめてしまい、今や脂肪がつきまくりだ。