国立劇場 元禄忠臣蔵 第二部 ― 2006/11/05 18:20
2006年11月5日 国立劇場大劇場 正午開演 1階13列31番
元禄忠臣蔵 第二部
《伏見撞木町》
仮名手本忠臣蔵の七段目のような内蔵助がお茶屋で遊んでいる場面。目隠しをした内蔵助を女たちが「めんないちどり」とはやす。主税役の愛之助は上手から、もう一人の侍をとどめるように「お待ちください」と出てきて、一度引っ込む。そして、もう一度登場したときに内蔵助につかまえられる。元服しているが声は数馬のときと同じくらいの高さ。横顔が見えるシーンも多くて予想より良い役だった。休憩時間にチケットを買い足してしまった。
会話に中に橋本平左衛門という名前が出てきた。平成若衆を思い出して懐かしかった。「橋本平左衛門が曽根崎でおはつと刺し違えて死んだ」と、平成若衆と曽根崎心中をミックスしたような話をしていた。
《御浜御殿綱豊卿》
梅玉の綱豊卿は気合が入っていた。前に観た孝夫の綱豊卿はもちろんすばらしかったが梅玉もとてもよかった。本人が好きな役なのだろうか。
助右衛門役の翫雀とお喜世役の扇雀も、喜世が助右衛門を止める場面が熱演でよかった。あの場面に来るまで翫雀と扇雀が兄弟なのを忘れていた。
《南部坂雪の別れ》
愛之助演じる羽倉斎宮は最後の方の門外の場で出る。藤十郎が相手だと愛之助がチビに見えないところがいい。羽倉斎宮という役のイメージがわからないので演技が良いか悪いかわからないのだが、台詞はよどみなく言っていた。江戸者にしては重いかなとも思ったが、よくわからない。
《伏見撞木町》に千蔵さんが、《御浜御殿綱豊卿》の最初には千寿郎さんが出ていた。《南部坂雪の別れ》には扇乃丞さんが出ていた。チラシによると吉弥さんも出ていたのに気づかなかった。再来週行くときに気をつけて見よう。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://wonwon50.asablo.jp/blog/2006/11/05/666838/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。