ケンブリッジ英検 リーディングその他2006/12/13 21:50

きょうは9時半から午後4時15分までブリティッシュ・カウンシルでCAEのリーディング、ライティング、English in use、リスニングの試験を受けた。

今まで受けたうちで一番難しいリーディングだった。最後まで回答することもできなかった。リスニングはあの内容だったら日本語でも落ちるかもしれない。

9時からIDチェックが始まるので9時少し前に行って地下二階の大会議室の前で待った。待っている間に眠くなりそうだったが試験の間は眠くならずにすんだ。

9時半から10時45分までがリーディング、10時55分から12時55分までライティング、その後45分の休憩があり、その後午後1時45分から2時半までリスニング、最後が2時40分から4時10分までのEnglish in use、の予定だったがリスニングとEnglish in useが逆になった。個々の時間も始まりが一分二分遅れるとそれにつれて終わりも遅くなる。開始終了は人間の言葉によって知らされる。

リーディングについては何も問題ないと思っていたしリスニングについても昨夜目を通したときは楽勝だと思ったが、リーディングは経験者の言うとおり時間が足りなくなる。パート4まであるのにパート1に三十分かかってしまってあせった。結局、パート4は文をまともに読めなかったし、マークの塗り残しもあった。試験が始まる前に、終わったら外に出てもいいですか、と質問しようかと思ったがきかなくてよかった。

ライティングは、1問は必修、次はいくつかある中から選択して書く。普段英文を書くときは頭に浮かんだまま打ち込んでから直していって完成する。手書きで、下書き用の紙も与えられずワード数制限のある文を書くのは大変だった。ただ仕事で毎日英文メールを書いているせいかどうにか書けた。

昼は神楽坂のウェンディーズで食べた。

昼の最初は受験票ではリスニングと書いてあったがEnglish in Useに変わった。得点源だと思って頑張ったが、選択肢のすべてが正しいと思える問題がたくさんあって、自分がその一つを選んでいる理由がよくわからない。与えられている動詞の原形を文に合うように名詞形や形容詞形に変える問題は、オックスフォード大学出版局のCAE Study Packで練習しておいてよかった。否定形とか人とか、自分の概念の中では「変化形」の中に入ってないものまで入るので、知らなかったら戸惑うと思う。

リスニングは、前日に過去の問題やCAE Study Packの問題に目を通しても穴埋め問題で、CDの英文は聞き取れるし、何も問題ないと思った。それが大間違い。後ろの席にいたスピーキングの時のパートナーが「リスニングもテクニックがいるし」と言ったのが「?」だったが、試験がはじまってびっくり。穴埋めする問題が10くらいあるが、その問題を読む時間はとくに与えられない。ただ音声が流れ始める前とか、一回目と二回目の間に必死に読んで、必要な箇所をききとらなければならない。パート2の、音声を一回しかきけない問題は特に難しかった。後半の多肢選択の問題はどうにかできた。テクニックが確かにいる、と強く感じたのだが、本当は母国語くらい内容が理解できればあの問題に答えるくらい覚えていられるのかもしれない。そういう意味で、リスニング力はただ音をききとるだけでなく内容の理解力も求めている、ということなのだと思う。

リーディングとリスニングは失敗した。C判定で十分だからどうにか受かっていないだろうか。

今まで受けた英語の試験の中では、TOEFLが一番純粋な英語力を測る試験だと感じた。英検一級はことわざなどを知っていなければならず、ネイティブでも年少だと知らない可能性がある。TOEFLはそういう知識は不要で、ただ問題を解くスピードは必要で、受けている間に「この問題は英語できればできるな」と、当たり前のことを思った。

CAEは英語力以外のものを測られているように感じる。別の知的能力とか、根気とか努力する力など。あのリーディングの問題はネイティブでも根気のない人間は投げ出すだろう。だから、ヨーロッパで就職のときの条件になっているのは全く正しいことだと思う。