セルリアンタワー能楽堂 正月公演2008/01/01 15:15

2008年元旦 正午開演

10分くらい前に着き、中正面の一番後ろに座った。自由席で、3千円と安いのだが、一割くらいは空席だった。今日は、舞台の梁に注連縄をめぐらしてあった。

橋掛かりから4人出てきたときに傳左衛門がいないと思ったら、舞台に座った傳次郎が「あけましておめでとうございます」と言った後、プログラムを変更して最初に祭囃子をやると言った。 素囃子が好きなので嬉しかった。傳次郎の太鼓はお相撲の太鼓のように聞こえた。

長唄「鶴亀」は、演奏者が切戸口から登場した。今度は傳左衛門もいた。傳左衛門の「イヨオ」という声はいい。

この後15分の休憩になった。次の演目の前に「市川春猿サマによる舞踊」というアナウンスが入ったので、どういう立場の人がどういう立場の人達に告げている設定で「サマ」づけなのだろうかと一瞬思い巡らした。

長唄「俄獅子」では春猿は女形の格好をして出てくるのだろうと漠然と考えていた。チラホラいる外人のお客さんが喜びそうだ、と。しかし間違っていた。演奏者の後に現れた春猿は素顔で袴姿。日本の色の名に詳しくないので何色と言うべきなのかわからないが暗いピンクの色調。上衣はオレンジがかった暗いピンク、袴は藤色がかった暗いピンクと言うべきか。

踊りに飢えていた私には、衣装や化粧に目を奪われず純粋に踊りを楽しめる素踊りを見られたのが嬉しかった。

演目が終わった後、春猿は一度引き上げたが再度登場して、田中兄弟の前に立って挨拶をした。この公演に出るのは今回で4回目だそうだ。最後に春猿の音頭で一本締めをして終わった。

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