国立劇場 六月 歌舞伎鑑賞教室2016/06/06 23:55

2016年6月4日 国立劇場大劇場 午後2時半開演 3階9列1番


「歌舞伎のみかた」の解説の萬太郎は、大きな声で歯切れがよく、噛むこともなく、アナウンサーのようでわかりやすかった。
景清役は橋吾、新三と弥太五郎は國矢と千次郎。
きょうは宗生が通っている青山学院の生徒たちが来ているそうだ。

「魚屋宗五郎」

何度も観ているが、話自体が面白いので、最初から最後まで、時に笑いながら飽きずに観た。

梅枝は姿が綺麗で、台詞はともかく動きについては、ずいぶん上品な感じがするおはまだった。手拭いを懐から取り出して涙をぬぐうところなど、孝太郎はうまかったなあ、と思い出した。
父役の橘太郎と、お悔やみに来ている茶屋の娘おしげ役の福緒が、本当に悲しそうで良かった。

三吉役の宗生は、今まで観た中で一番三吉の実際の年齢に近いのではないかと思う。歌舞伎としてはもちろんまだ下手だが、リアリティはあった。センスが良さそうなので、うまくなると思う。

磯部の殿様は松江かと思ったら萬太郎。すごく品がある立派な殿さまで、びっくりした。