新春浅草歌舞伎 第2部2017/01/06 01:42

2017年1月4日 浅草公会堂 午後3時開演 1階た列40番

年始あいさつは、第二部には出ない壱太郎。客席の後ろから現れた。いつも通り、プログラムの宣伝、イヤホンガイドの宣伝。客からの質問を募集したが、誰も手を上げなかった。自分は歌舞伎座と掛け持ちだが、第二部が終わった後、歌舞伎座で「松浦の太鼓」を一幕見で観られますよ、と宣伝。

「角力場」

吾妻役の梅丸が出てきて、花道から与五郎の隼人が出てきて、床几に座っていちゃいちゃする。隼人は、また前のように細くなった。顎が尖って見える。うまくはないが、若旦那の役はニンに合う。十分楽しませてくれた。

放駒長吉役の松也は体格的に相撲取りにぴったり。虚勢を張っている若者らしい可愛らしいがあり、うまい。

錦之助の濡髪も良かった。錦之助の濡髪は、永楽館の「引窓」で観た。「角力場」は、「引窓」よりも前の話か。

「鈴ヶ森」

隼人の権八、錦之助の長兵衛。あんまりおもしろくなかった。

「棒しばり」

大名役で、またまた隼人が出る。貫禄がないので、同級生でふざけているような感じだった。

巳之助が太郎冠者、松也が次郎冠者。松也が出てくると、客席が、おっ出て来たというように拍手をする。二人とも踊りはうまくないが芝居はうまく、愛嬌があるので楽しい。足で蓋を斜めに持ち上げるようにして相手に酒を飲ませたりとか、何度も観ている舞踊だが今回初めてじっくり見た。
松也は片方の手で扇子を放ってもう片方の手で受け取るのを失敗していたがニコニコしていた。
大名が帰ってきて、「酔ってません」と言い張るところが、二人とも一番うまかった。

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