「雙生隅田川」2017/01/19 01:17

2017年1月7日 新橋演舞場 午前11時開演 1階6列27番

「雙生隅田川」

昔、亀治郎が梅若・松若の二役をやった「雙生隅田川」を観たが、こんなに終始ちょこちょこ出て来たことは覚えていない。今回の右近はまだ幼稚園だそうだが、亀治郎は3、4歳年長で、宙乗りの前に天狗と踊るとき、いっしょに片足を上げてトントン跳んでいて、観客がそれを応援して拍手していたのだけ覚えている。

その時は、烏天狗がワラワラ出てくるところや、天井をつついて小判を落とすところなど視覚的にもとても面白くて、歌舞伎を観てみたいという友人を連れてもう一度観た。20年くらい前に「雙生隅田川」をやった時は会社の同僚を連れて観に行ったが、最初に観たときほどは感動しなかった。上演記録を見ると、その時は班女御前の役も当時の猿之助がやっていたから、無理があったのかもしれない。最初に観たときは班女御前が菊五郎。当時の菊五郎は綺麗だった。子供を天狗にさらわれて狂うシーン、一人舞台で扇を振り開くシーンが記憶にある。

今回は班女御前が猿之助で、当時の菊五郎のように綺麗ではないが、踊りの場面は見応えがあった。七郎天狗の役が右團次で、踊りの名手二人が揃う。

三人宙乗りの後、これでもか、というように本水のシーンと、鯉つかみがあり、楽しかった。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://wonwon50.asablo.jp/blog/2017/01/19/8326529/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。