芸術祭十月大歌舞伎 昼の部2018/10/10 01:04

2018年10月6日 歌舞伎座 午前11時開演 1階17列17番

「三人吉三 大川端の場」

七之助のお嬢を観るのは三度目。巳之助のお坊は二度目だ。巳之助がお坊のときはお嬢は隼人だったな、と浅草のあれこれを思い出した。
おとせ役の鶴松は、うまいけれども、あまり若い娘っぽくない。
七之助のお嬢は、「おいらは泥棒だよ」とガラッと男になるところがはっきりしていていい。
獅童の和尚は、これより後の場が観たい。この場だと、百両は俺がもらっとく、というのが獅童らしくちゃっかりしてるな、と笑いをとれる程度。

「大江山酒吞童子」
この公演のチケットは勘九郎の酒吞童子を観るために買った。
濯ぎ女わらび役の種之助の踊りまで観られて嬉しかった。

「佐倉義民伝」
もっと熱血系の話かと想像していたが静かだった。物質的に貧しい時代だったということはよくわかった。
いろんな意味で動きが少ない芝居だった。