十二月大歌舞伎 夜の部 Bプロ2019/01/01 23:04

2018年12月25日 歌舞伎座 午後4時半開演 3階6列2番

「阿古屋」
この席だと、玉三郎の岩永は足が先に見える。松緑の岩永の方が動きが大きくて綺麗だったが、玉三郎の方が操られている感じが出ていた。
きょうは梅枝の阿古屋。美人オーラはないが、技術的には玉三郎より上だろう。特に、楽器の演奏の合間の重忠とのやり取りの台詞が、すごくうまいと思った。重忠役の彦三郎も台詞がいいし、この若い二人が揃うと輝いて見えた。胡弓は、玉三郎も一番得意のように感じたが、梅枝の演奏は、「玉三郎のときもこんな感じだったろうか」と感じるようなニュアンスのメリハリがあった。胡弓の演奏のときに、岩永が火箸で演奏の真似をするが、やるのが阿古屋もやる玉三郎だと余計面白く感じる。

「あんまと泥棒」
3日に観たときより、練れた感じがした。

「傾城雪吉原」
岩永も良かったが、最後に綺麗な玉三郎を見せてもらえるのは嬉しい。一年の見納めとして観るにふさわしい演目だった。

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