6月歌舞伎鑑賞教室2019/06/20 01:27

2019年6月7日 国立劇場 午後2時半開演 2階3列22番

「歌舞伎のみかた」
解説は虎之介。真っ暗な中から洋楽とともに虎之介が現れて大きなせりが動く。
花道、せり、などの言葉の説明の中で、上手にいる伴奏の人たちは義太夫節、あるいは竹本と呼ばれる、と言った。「竹本」という言葉の内容を今回初めて知った。虎之介が生まれるずっと前から歌舞伎観ているくせに、ぼーっとしすぎ。
ドロドロでスッポンから幽霊が出てくると一斉にキャーッ。反応いいなあ。
今回も、見得や女形の所作をやってみる二人が代表として舞台に上がった。男子もいるんだから、一人は男子にすればいいのに。その方が女形の所作が面白いのに、と毎回思う。

「神霊矢口渡」
虎之介は、お舟が惚れる義峰の役。その恋人のうてなは吉太郎。今までに観た吉太郎の女形の役としてはこれが一番大きい役かもしれない。まだ18だが台詞に不安定さがなく、おひきずりの裾の動きがとても綺麗だった。
主役のお舟役の壱太郎は、実年齢にぴったりの役で、美しい若い娘をうっとりと観た。ふんっ、と首を振るところが良くて、玉手の役も観たいものだと思った。
最後は人形振りになり、その前に黒衣が出てきて「トーザイ」と言って人形振りがあることを告げる。人形振りにしては操られ感が物足りなかった。
綺麗なお舟に感情移入して観ていたのに踊りが入るとそこで気持ちがぶった切られる感じで、残念だった。

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