国立劇場 7月歌舞伎鑑賞教室2019/07/09 01:38

2019年7月4日 国立劇場大劇場 午後2時半開演 1階14列9番

きょうは生徒さんたちより一般のお客さんの方がずっと多かった。

「歌舞伎のみかた」の解説の新悟が花道から大股で跳ねるような感じで現れた。もう一人の解説は玉太郎。今日は客席からの参加はなくて、菅原伝授手習鑑の人間関係を説明した、


「車引」
きょうの杉王丸は左近だ。変声期で声が裏返るが大きな声を出していた。杉王丸は小さな役と思っていたが、こちらが注目しているせいもあって存在感があった。
新悟が桜丸。赤い差し色が効果的でかわいい印象。松王丸の松緑はあんなもんだろうが、梅王丸の亀蔵は台詞も体の形も手探り感があった。亀蔵を下手だと思ったことはないのだが、数年前に観た萬太郎の方がうまかったと思う。

「棒しばり」
気の合う3人で楽しかった。大名役の松江が持ち味であんまり怖くなさそうなのも良かった。
次郎冠者の松緑の踊りが良くて、片方の手で放り投げた扇をもう片方の手で受け取るのが成功した後は安心して乗りに乗っていた。