芸術祭10月大歌舞伎 夜の部2019/10/10 23:37

10月9日 歌舞伎座 午後4時半開演 1階6列30番

「三人吉三」

お嬢吉三役の梅枝の「月も朧に~」の台詞は貫禄だった。
お嬢が去ろうとすると、私の席のまっすぐ前あたりに置かれた籠の中からお坊吉三役の愛之助が出てきて、呼び止める。お嬢が急に女の声に変るのは、おとせ(尾上右近)相手に男の声に変るときより面白い。
梅枝と愛之助は二人とも台詞がうまくて、二人の台詞のやり取りは聞きごたえがあった。

演舞場で観たときは愛之助のお坊はそれほど良いと思わなかったが、改めてみると、端正な顔立ちがお坊に合うと思う。

和尚吉三の松緑、伝吉役の歌六、源次坊役の亀蔵が、演舞場のときと同じ役だった。

和尚が双子の妹と弟を手にかけるシーンが一番インパクトがある。演舞場のときは今月お嬢ダブルキャストの梅枝と松也だったなあ、と思いながら観た。

吉祥院でお坊と再会したお嬢が自分も会いたかったというあたりは梅枝は声の色を変えていた。本当にうまい。

大詰の本郷火の見櫓の場はお嬢の見せ場かと思ったが柵が上下してお坊が外の屋根から飛び移って中に入ってきたし、お嬢が太鼓を打ち鳴らし、和尚も加わった立ち回りで華やかだった。

「二人静」

小鼓、大鼓が舞台上に腰かけて、笛は座っている。
若菜摘役の児太郎が花道から出てきて七三のところで台詞を言った後、舞台に来る。ほんの短い間、歌舞伎風に踊るのが綺麗だ。
次に静御前の霊役の玉三郎が出てくる。
神職役の彦三郎は良い声で、良い能楽師になれそうだ。
玉三郎と児太郎が二人で踊る。能風の動きだが、児太郎は踊りがうまいのがわかる。玉三郎はもっと自由度の高い歌舞伎の踊りの方が合うと思う。

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