八月花形歌舞伎 第一部2020/08/06 21:12

2020年8月1日 歌舞伎座 午前11時開演 1階3列30番

5か月ぶりの歌舞伎座。エスカレーターの下の木挽町広場は開いていた。
劇場入り口で、切符は自分でもぎって箱に入れる。筋書きは売ってなくて、2本のテーブルの上に積んである「八月花形歌舞伎」のパンフレットを取って場内に入る。
前後左右に人はいない。

「連獅子」
鳴り物と長唄の人たちは黒くて長いマスクをしている。
愛之助の親獅子を観るのは流山以来か。壱太郎の仔獅子は比叡山歌舞伎、藤十郎襲名の松竹座、で観て、これが3度目。
愛之助は狂言師の姿も獅子も姿も似合って綺麗だ。踊りは普通。壱太郎は愛之助より踊りはしっかりしている。花道にどしっと腰を下ろすときは振動を感じた。後ろ向きで片足で跳んで舞台に戻っていくときは若々しい力強さを感じた。

宗論は橋之助と歌之助の兄弟。歌之助は、玉三郎の白雪姫で王子の役だったときは子供っぽくて玉三郎と合わないと思ったが、今回は兄弟のせいか息が合っている。歌之助といえば目がくりっとして可愛い、というイメージだったが変な可愛さが消えて味が出た。

一演目で幕間もないのは歌舞伎公演としては変則的だが、気楽に観られて悪くない。

八月花形歌舞伎 第三部2020/08/26 16:28

2020年8月25日 歌舞伎座 午後4時15分開演 2階1列3番

きょうは、初日のときと違って、入口を入るとまず切符をもぎって入れて、次に体温計測と手の消毒だった。

席について2階から見下ろすと、花道の内側は2列、外側は3列、座れないようになっている。

幕開き前のアナウンスの声が、「七之助」と名乗るのを聴くまで誰だかわからなかった。

「吉野山」
七之助の静を観たことがあったろうか、と考え、上演記録つきの筋書きがないことを残念に思った。
七之助は綺麗で踊りも悪くないが、色気とかオーラみたいなものが少し物足りない。同じ年ごろの玉三郎は、ただ動いているのが美しくて見とれてしまったが、ああいう魅力はない。まあ、比べてはいけないが。
静が鼓を扱っているあたりで花道に目をやるとスッポンの穴があいている。ほどなく、忠信の猿之助が出てきた。猿之助の忠信はもう5回くらい観ているかもしれない。
二人の踊りも、猿之助一人の踊りも十分長くて、堪能した。
逸見藤太は猿弥。花四天は6人しかいない。藤太が「5か月ぶりの歌舞伎座でソーシャルディスタンス」のような台詞を言った。
猿之助は、ぶっかえって、花道七三で3度くらい高く跳びあがり、狐六方で引っ込んだ。