十二月大歌舞伎 第一部 ― 2021/02/01 23:32
2020年12月1日 歌舞伎座 午前11時開演 1階3列22番
「弥生の花浅草祭」
何年か前に松緑と愛之助がやったのを観た。今回はそのときの松緑のパートを愛之助が、愛之助のパートを松也がやる。
二人とも元女形、という二人のニンが被るところがあるので、今回は愛之助に不利だったと思う。松緑と踊ったときは踊り自体は愛之助は松緑に及びもつかないが通人はニンに合っていた。今回はその通人を松也にとられて、若い松也の二枚目ぶりが目立った。それに対する国侍は、松緑はどんぐり眼が効いてインパクトのある顔になっていたが、愛之助は顔が地味。最後の連獅子も、背の低い愛之助の方が親獅子で、踊りで差をつけられるわけでもなく松也の方が目立った。
「弥生の花浅草祭」
何年か前に松緑と愛之助がやったのを観た。今回はそのときの松緑のパートを愛之助が、愛之助のパートを松也がやる。
二人とも元女形、という二人のニンが被るところがあるので、今回は愛之助に不利だったと思う。松緑と踊ったときは踊り自体は愛之助は松緑に及びもつかないが通人はニンに合っていた。今回はその通人を松也にとられて、若い松也の二枚目ぶりが目立った。それに対する国侍は、松緑はどんぐり眼が効いてインパクトのある顔になっていたが、愛之助は顔が地味。最後の連獅子も、背の低い愛之助の方が親獅子で、踊りで差をつけられるわけでもなく松也の方が目立った。
壽初春大歌舞伎 第三部 ― 2021/02/01 23:54
2021年1月2日 歌舞伎座 午後6時45分開演 1階10列11番
「車引」
染五郎は脚が細い。台詞はもちろんまだ拙いけれども、声に一本筋が通った強さがある。
「らくだ」
江戸の設定の「らくだ」だが、愛之助演じる紙屑屋は関西弁。こういうのは珍しいのだろう。
半次(芝翫)の妹役に男寅。男寅ちゃんは久しぶりに見る。
駱駝の馬太郎の役は松江。
「車引」
染五郎は脚が細い。台詞はもちろんまだ拙いけれども、声に一本筋が通った強さがある。
「らくだ」
江戸の設定の「らくだ」だが、愛之助演じる紙屑屋は関西弁。こういうのは珍しいのだろう。
半次(芝翫)の妹役に男寅。男寅ちゃんは久しぶりに見る。
駱駝の馬太郎の役は松江。
二月大歌舞伎 第二部 ― 2021/02/24 15:33
2021年2月2日 歌舞伎座 午後2時15分開演 1階13列18番
「於染久松色読販」
序幕の「柳島妙見の場」は3年前はなかったように思う。ここで丁稚の久太というのが出てきて、そうだ、吉太朗が出たんだ、と思い出した。吉太郎の花道七三での所作事を見てスカッとした。腕を開く形が綺麗で気持ちがいい。番頭役を見て千次郎かも、と筋書を確認したら千次郎だった。「おちょやん」に出ていた松十郎が中間の役で出ていた。嫁菜売は吉之丞。
第二場の莨屋の場は3年前に見た記憶がある。今回は、福之助がやった髪結が新鮮で印象に残った。顔が似てるわけではないが「芝翫の息子」という雰囲気がある。
油屋の場には丁稚の役で眞秀が出た。丁稚の久太役の吉太朗も前回同様うまかった。
お六(玉三郎)と喜兵衛(仁左衛門)が強請に来るが、特に玉三郎が元気だった。失敗して二人で籠を担いで花道を帰る姿が楽しい。
「神田祭」
玉三郎と仁左衛門がいちゃつく踊り。仁左衛門の胸元あたりに置いた玉三郎の手がエロっぽい。やっぱり、この二人の顔が近くにあるのはいい。二人で花道を引き揚げるときは仁左衛門は客席に向かってペコペコ頭を下げ、盛大な拍手をもらっていた。
「於染久松色読販」
序幕の「柳島妙見の場」は3年前はなかったように思う。ここで丁稚の久太というのが出てきて、そうだ、吉太朗が出たんだ、と思い出した。吉太郎の花道七三での所作事を見てスカッとした。腕を開く形が綺麗で気持ちがいい。番頭役を見て千次郎かも、と筋書を確認したら千次郎だった。「おちょやん」に出ていた松十郎が中間の役で出ていた。嫁菜売は吉之丞。
第二場の莨屋の場は3年前に見た記憶がある。今回は、福之助がやった髪結が新鮮で印象に残った。顔が似てるわけではないが「芝翫の息子」という雰囲気がある。
油屋の場には丁稚の役で眞秀が出た。丁稚の久太役の吉太朗も前回同様うまかった。
お六(玉三郎)と喜兵衛(仁左衛門)が強請に来るが、特に玉三郎が元気だった。失敗して二人で籠を担いで花道を帰る姿が楽しい。
「神田祭」
玉三郎と仁左衛門がいちゃつく踊り。仁左衛門の胸元あたりに置いた玉三郎の手がエロっぽい。やっぱり、この二人の顔が近くにあるのはいい。二人で花道を引き揚げるときは仁左衛門は客席に向かってペコペコ頭を下げ、盛大な拍手をもらっていた。
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