デストラップ2017/07/19 02:14

2017年7月7日 東京芸術劇場 午後6時半開演 1階B列24番

最前列の上手。シドニー(愛之助)が座っている机が目の前で、そこで演技をすることが多かったので愛之助がよく見えた。映画で見たときに印象的だった、クリフォードからの手紙を読み上げるシーンは、演出家の指示があったんだろうな、と思われる口調だった。時代設定は映画と同時代で、電話はダイヤル式。

シドニーの妻マイラ役の高岡早紀は綺麗。クリフォード役の橋本良亮はテレビで見たときと同じ印象。頭が良さそうで役に合っている。

シドニーがロープでクリフォードの首を絞めるシーンは、ちゃんと仕掛けがあるのだろうが、間違って本当に絞まるのではないかと、怖かった。映画では、死んだはずのクリフォードがガラスを割って窓から飛びこんできたが、今回の舞台にはそんな窓はなく、上手の扉から入って来たので、映画ほどの驚きと怖さはなかった。
マイラが死んだ後のキスシーンは映画のようにしてほしかった。二人の関係が、というかこの殺人の仕掛けが一瞬で理解できるし、一幕目の最後が盛り上がったろうに。一幕目はムダのない緊迫した舞台だったので、ここでダメ押ししてほしかった。

二幕目、弁護士のポーター(坂田聡)は、うまいのはわかるが少しダレる。シドニーがクリフォードを愛している、ということはシドニーの台詞で語られる。でも、二人の間に緊張感が漂う前に、「恋人だったんだ」という確固たるイメージを植え付けるために、やはりキスをしてほしかった。
最後は逆転に次ぐ逆転でスリルがあった。愛之助が最後に倒れるところは膝上仏倒れみたいだった。

コメディ・トゥナイト 初日2017/03/07 23:49

2017年3月4日 新橋演舞場 午後四時半開演 1階1列24番

副題は「ローマで起こったおかしな出来事 江戸版」。 ローマの話を江戸に設定しなおしたのは、まあ成功したと言えると思う。衣装、装置が洋物がかった着物、日本家屋で、それは面白かった。特に澤野屋という女郎屋が、西洋の家を赤い提灯で飾り付けて日本ムードを出そうとしているようで、見とれてしまった。入り口に下がっている日本髪の女のヌードの絵の提灯がすごく良い。内装も、浮世絵の春画が壁の絵になっていたりしてエセ江戸の雰囲気。

愛之助の歌を聴くのが楽しみだったが、マイクを通しているのでどのくらいうまいのかよくわからなった。愛之助に限らず、下手な人はいないかわりに誰がとくにうまいとも感じなかった。

全体に、だれるところはないが、どこと言って盛り上がりもない。トニー賞をとっているということだが、オリジナル版はどういう点が評価されたか知りたいものだ。コメディで、客席にはお嬢さんたちの笑い声が響いていたが、自分にとっては笑うほど滑稽な場面はなかった。

ルー大柴を近くから見られて嬉しかった。テレビで見るのと同じ雰囲気。女の格好をするシーンは見ものだとは思うが、しゃべり方や仕草を女っぽくするわけではないので、ただルー大柴が女の格好をしている、というだけだった。

荒尾正蔵の役をやった鈴木壮麻が、愛之助がのっぺり見えるような立派な顔立ちで、演技も良かった。

布袋屋の主人役の高橋ジョージがいい味を出していた。澤野屋の主人役のダイヤモンド・ユカイも良かった。

ストーリーがイマイチ面白くないせいか、話の中心になる若い二人の魅力も感じられなかった。

カーテンコールでは今日が誕生日の愛之助を祝う声が上がり、私の右隣の方たちは銀紙で周りを飾った「お誕生日おめでとう」と書いたボードを分けて持って舞台の愛之助に見せていたようだ。二度目に出て来たとき、高橋ジョージが音頭をとって客たちが立ち上がり、ハッピーバースデーの歌をうたった。愛之助は「誕生日に初ミュージカルです」と挨拶した。きょうは、みんなで歌を歌ったのが一番楽しかった。

第60回記念日本舞踊協会公演 2/172017/03/04 01:46

2017年2月17日(金) 国立劇場大劇場 午後4時半開演 1階13列27番

1.「四季三葉草」
翁が西川扇蔵、千歳が中村梅弥、三番叟は尾上墨雪。中村梅弥は初めて観たが綺麗で、踊りも良かった。

2.「妹背山道行」
ここの部分の踊りだけを見てもあまり面白いものではない。

3.「洛中洛外」
幕間に外にいて戻るのが遅れたので後ろで立って観たが、テンポが良くてなかなか面白かった。

4.「三人連獅子」
初めて観たが、舞踊会で見ると他の演目とは目先が変わって楽しい。前半は、連獅子や鏡獅子と違ってステップも軽く、草原で遊んでいるライオンの家族風。それでも、舞台は深山幽谷と石橋。後半は石橋の上で踊り、仔獅子をリアルに突き落とす。仔獅子が一番目立つ良い役。花柳源九郎のきびきびした動きが良かった。

5.「邯鄲」
井上八千代一人の踊り。黒留袖で全体のトーンはとても静かなのだが、、寝転がって、そこからさっと立ち上がるとか、回転とかの動きがたまに入ってアクセントになっている。

最後に「にっぽん・まつりの四季」という群舞があった。

アントニオ・ガデス舞踊団「カルメン」2016/09/22 22:15

2016年9月18日 オーチャードホール 午後1時開演 1階33列30番

映画の「カルメン」は官能的で、映画館で6回くらい見た。アントニオ・ガデスの来日公演で、舞台の「カルメン」も、複数回観た。今回はほぼ30年ぶりの「カルメン」だ。

映画のプログラムか新聞評に「主役はフラメンコ」と書いてあった記憶があるが、本当にその通り。舞台転換もなく、踊りっぱなし。
ガデスは死んでしまって、ドン・ホセは別のダンサーが踊る。ガデスのようなカリスマ性、オーラはないが、良いダンサーだ。来日当時のガデスより若い。カルメン役はセクシーな美人。二人とも腕が長い。

30年前はあまり意識しなかったが、今回は音楽の構成の見事さを感じた。開幕はビゼーの「カルメン」で、最後も「あーカルメン、あー、カルメ~ン」で終わり、それは録音で流れる。しかし、かなりの部分はスペイン語の歌、フラメンコの曲の生演奏が占めていて、演奏者は舞台上にいる。歌いながら踊った人もいる。合間に「ハバネラ」のような有名な曲やカルメンのテーマの録音が流れる。そのつながりがごく自然で全体が美しい音楽劇になっている。最後、エスカミリオとドンホセの対立のところはフラメンコの曲で、その直後、ドンホセがカルメンを殺すシーンにはオペラの録音が流れてつながる。

マシューボーンの「白鳥の湖」と同じで、繰り返しの鑑賞に堪える名作だと思う。

カーテンコールでも何度も踊ってくれて、スカッとした。

ミュージカル 狸御殿2016/08/07 14:08

2016年8月6日 新橋演舞場 午後4時半開演 1階16列35番

シンデレラと「白鳥の湖」が合体したようなストーリーだった。
ガラスの靴のかわりに、草履、草履は誰でも履けるから国中の女と面接することになる。

渡辺えりが足を見せて歌うシーンくらいインパクトがあるシーンが次々に出て来たら全体ははちゃめちゃでももっと見応えがあったろうと思う。他のシーンはつまらなくはないが小粒。B級がぞろぞろ出てくる感じ。
押しつけの感動シーンがないから鼻白むことはないのが救い。

最後の方の、オペラ歌手の翠千賀と歌手の城南海の対決はなかなか良かった。翠千賀の役は王子さまのお妃候補で、「白鳥の湖」のオディールがスペイン人のダンサーを従えて夜の女王のアリアを歌っているようなキャラ。

松也は最後の太鼓と、「東西。まづこんにちはこれぎり~」が一番良かった。 王子さまらしい華があり、衣装がどれも似合う。立ち回りは、「小金吾討死」のときより良かった。

宮本亜門の演出だからダンスはまとも。歌は、本職の二人はうまいとして、台詞を音にのせて歌うところが、渡辺えり以外は下手。「ミュージカル」とは言っても、踊りや歌に完全に魅了される瞬間はない。

國矢と徳松も赤井英和の子分の役で出ていた。

坂東竹三郎 語りの会2016/05/24 01:01

2016年5月5日 木馬亭 午後5時半開演

「楢山節考」朗読

岡崎泰正のギターと歌が所々に入りながら、竹三郎が朗読。朗読というよりは「語り」で、地の部分もあるのだが、全体として「演じている」印象だった。「朗読」が活字だとしたら、今回のは手書きの文字のようだった。この後のトークで、竹三郎が、自分は関西の人間だから台詞はともかく地の部分はなまりが出るので、と言うようなことを言っていたが、いつもイントネーションが気になる私が、全く気にならなかった。
「楢山節考」は映画を観たことがあるが小説は読んだことがなく、こんな話だったのか、と思った。

トークは、司会の人がいた。途中で、ギターの岡崎泰正がちょっと顔を見せた。竹三郎の息子だが顔が似ているとは思わなかった。顔と髪型は少女漫画に出てくるキャラのようだった。
「楢山節考」の朗読をやりたいと思った理由や、先月は博多でやった「ワンピース」に出ていて、その間に熊本の地震があって劇場で募金をした話をした。共演者がきょうも来てくれて、と竹三郎が上手の方に目をやっていたが、帰るときに笑三郎と、先月の共演者ではないが吉弥が確認できた。
竹三郎は「男の花道」に出ていた時に具合が悪くて休演したが、自分では気づかず、周りの人がおかしいと思ったらしく、門之助が「医者を紹介します」と言った。千葉の医者で診てもらったら硬膜下血腫だった。だから、門之助と猿之助が命の恩人。「女團七」は猿之助にも良い財産になったのではないかと思っている。あの役は他の人にはできない。自分がやった役は別の人でも鍛えればできるだろう。自分は猿之助についていくつもり、という話だった。

ハンブルクバレエ「真夏の夜の夢」2016/03/13 22:45

2016年3月13日 東京文化会館 午後2時開演 1階25列39番

ジョン・ノイマイヤー振付のハンブルクバレエは30年くらい前に「マタイ受難曲」を見て以来数回見ているが、きょうが一番良かった。
妖精たちの世界のシーンに全身タイツの前衛的バレエを使っているのがすごくマッチしていて、舞台全体が絵葉書にしたいほど綺麗だった。
歌舞伎の浅黄幕が落ちるときのような感じに幕が落ちて、その後ろにあるものが現れる演出があり、幕の材質が違うのでフワフワとあーゆるやかに落ちる感じが、バレエらしいと思った。
職人たちの踊りで、男性ダンサーの一人がトウシューズで踊る趣向が面白かった。

序幕の最初にヒッポリタの部屋でヒッポリタ(エレーヌ・ブシェ)が花嫁衣装の長いトレーンを引きながら一歩一歩前に進む絵柄が美しい。
やがて、カウチの上で眠り込むヒッポリタ。

全身タイツの妖精たちは宇宙人のようでもあり、昆虫のようでもある。皆、タイツ姿に耐える美しい骨格をしている。3つの木立と、絡み合って動く妖精たちの姿が、正に別世界。

パックが赤い花を上に放り上げて暗転、としゃれた終わり方をする一幕。

二幕は結婚式で、メンデルスゾーンの結婚行進曲が鳴り響く。結婚式の、古典的なバレエの後、赤い花が舞台の真中に落ちる。やがてそこに妖精の女王タイターニア(エレーヌ・ブシェ)と王オベロン(ウラジーミル・ヤロシェンコ)が現れて二人のデュエットになり、タイターニアをリフトしてゆるやかに回っているところで幕となる。二人の姿を最後まで見せる、幕の閉まり方も素敵だ。エレーヌ・ブシェの持ち上げて後ろに回した脚が長くて綺麗だった。

きょうは後ろの方の席だったし感動したので、カーテンコールにジョン・ノイマイヤーが現れたときはスタオベをした。30年前のNHKホールで何度も律儀に現れたカーテンコールを思い出した。お互いに、あの頃は髪も黒かったが、今はすっかり白髪になった。

もとの黙阿弥2015/08/03 01:28

愛之助ごのみ弁当
2015年8月2日 新橋演舞場 午前11時半開演 1階4列13番

少し遅刻して着席。舞台では坂東飛鶴(波乃久里子)がかっぽれを教えているところで、「黄色い声を出して」と言っていた。芝居小屋が興行停止になって、「よろず稽古指南所」になっている。看板には、裁縫、洋食作法、西洋舞踏まであって面白そう。

書生の久松役の早乙女太一は前輪が大きく後輪が小さい二輪車で飛びこんでくる、という衝撃的な登場。久松の主人にあたるのが男爵家の跡取りの隆次(愛之助)。愛之助は早乙女と同じ二輪車をゆっくりこいで花道から登場。愛之助は少し前より顔がすっきりした。目鼻立ちがくっきりして、目が大きいことがよくわかるようになった。京都から来たお公家さんの役だから愛之助に合っている。

隆次と鹿鳴館で見合いをする予定の豪商の娘、お琴は貫地谷しほり。大人しい役で、特にこの人が演じる必然性がない。女中のおしげは真飛聖で、こっちの役の方が目立つ。

鹿鳴館で見合いをする前に、隆次とお琴は、「よろず稽古指南所」で洋食作法と西洋舞踏を習う。精養軒から洋食を出前に来る役が愛一郎で、けっこう目立つ。

隆次の姉役の床嶋佳子は品の良い美貌がいかにも華族さまという雰囲気ではまり役。

隆次とお琴は相手の本性を見極めるために、久松と隆次、おしげとお琴が入れ替わる。洋食作法でコーヒーを飲んでいるときに、隆次に成り切れない久松がおかしなことを言ってしまい、隆次がコーヒーを吹くシーンも。

書生と女中のふりをしている隆次とお琴の変な会話を盗み聞きしている付け焼きパン屋実はスパイ役の酒向芳が見た目も演技も良い味を出していた。

劇中劇が3つある。音楽劇では宝塚出身の真飛が水を得た魚のように生き生きと歌って踊る。共演の早乙女は歌が弱く、着物を着るわけではないので不利か。宝塚の男役だった人と、女形をやる早乙女という組み合わせが面白い。劇中劇以外の普通の芝居のところでは、二人ともメリハリがきいた演技でとても良かった。

隆次の姉は演劇改良運動に熱心で、芝居はリアルでなければいけないという考えで、床嶋は「写実劇」に出る。精養軒で貧しい母と入学試験に合格した息子が食事をするシーンで、コントのようで面白かった。

愛之助は「歌舞伎劇」に出て「おまんまの立ち廻り」というのをやるが、素人として演じなければならないので歌舞伎役者としての芸は封じられている。出てくるときの歩き方からして全く歌舞伎になっていない。せっかく愛之助が出ているのにもったいない。

最後に、隆次とお琴は互いに入れ替わっていたことに気づく。しかし、男爵と結婚すれば病気の父は順天堂に入院させられる、弟や妹といっしょに暮らせる、と夢を描いたおしげは元の自分に戻れない。苦い結末だが、隆次とお琴、久松とおしげが結ばれてめでたし、となるような予定調和的な終わりよりは気が利いている。しかし、具体的に何になりたいというわけでもないのに隆次が男爵家の跡取りになるのをやめるのは、考えが甘いとしか思えない。隆次は実は芝居狂いで芸事が好きで、歌舞伎役者になる決心をした、とか言うのなら、愛之助がこの役をやる意味があるし、歌舞伎劇のときにもう少し歌舞伎っぽく演じることもできるし、と思うのだが。

国立モスクワ音楽劇場バレエ「エスメラルダ」2015/05/22 00:45

2015年5月20日 東京文化会館 午後6時半開演 1階5列34番

日露修好160周年記念ということで、開演前に鳩山由紀夫と、ロシア国家院議長の挨拶があった。二人に花束を贈呈したのは、この後のバレエでジプシー役を踊るバレリーナ二人。ロシア国家院議長は、お礼のキスをする。おおっ、ロシア!

ブルメイステル版「エスメラルダ」

高く上げた足でタンバリンを打つ踊りを映像で見た覚えはあるが、このバレエ自体は見たことがなかった。プログラムによれば、ストーリーは「ノートルダム・ド・パリ」なのだ。

ノートルダム寺院の中から外を見ている装置は魅力的。足でタンブリンは打たないがエスメラルダ(ナターリヤ・ソーモワ)の踊りは綺麗だった。
最も魅惑的なのはジプシー役のアナスタシア・ペルシェンコワの踊り。

カーテンコールが何度もあって、隣りの席のロシア人(たぶん)が、主役に何度もブラボーと声を掛けていた。

藤間勘十郎素踊りの会2015/04/29 13:44

2015年4月28日 国立劇場小劇場 昼午後2時開始、夜午後6時半開始、昼夜1階8列18番

昼の部

「保名」
花道から出てくるのかと思っていたら舞台後方から現れた。いつものようにふんわりと柔らかい踊り。

「茶壺」
大好きな踊りなので一番楽しみにしていて、やはり一番面白かった。目代の種之助の踊りも楽しめたので。
麻胡六は廣太郎のゆるキャラが生きた。熊鷹太郎の勘十郎と二人で籠を背負って二人の顔が並ぶとユーモラス。
熊鷹太郎が麻胡六の言うことをこっそり聞きに行って戻るときに最後は少しすべるのが面白かった。

「娘道成寺」
大阪で観たときと同じで、所化ではなく強力が出る。米吉が「きいたかきいたか」と先頭で鷹之資、玉太郎、梅丸が「きいたぞきいたぞ」と続く。
花のほかには松ばかり~、のところ、傳左衛門の小鼓をはじめ、演奏がすごく良かった。


夜の部

「藤娘」
はじめ真っ暗なのは歌舞伎のときと同じ。明りがつくと、いつものように藤の花が下がっていて、視界がパッと華やぐ。 真ん中の木はなかった。あれはやはり衣装替えのためにあるのか。勘十郎は藤の花をかついで、黒い笠を持っていた。
素踊りなので衣装の引き抜きのような視覚的楽しみはないが、その分じっくり勘十郎の踊りを見られた。最後はすっぽんからせり下がる。

「鳥羽絵」
たぶん初めて観る踊りだ。玉太郎がネズミの役。そこに出てくる升六役の勘十郎。藤娘との間には休憩はないのに、もう着物を着替えている。
玉太郎のネズミが柄に合ってとても可愛く、勘十郎と顔の大きさがかなり違っていて、二人のコンビネーションが楽しかった。

「鏡獅子」
鏡獅子の最初、御殿に4人座っているが素踊りなので袴姿。袴歌舞伎と思えば良いのだが、男の役の廣太郎と種之助の方はともかく、飛鳥井の米吉と吉野の梅丸は、男子の姿で女形なのが可愛くて笑ってしまう。後見は鷹之資。弥生に扇を渡したり、けっこう大変そうだが頑張っていた。
胡蝶は渡邊愛子ちゃんと林ももこちゃん。
獅子が出てくる前は、傳左衛門に傳次郎も加わって久しぶりに獅子の咆哮を聴いて嬉しかった。勘十郎は袴姿で鬣つけてくるのかと予想していたが、頭はそのままで、上半身に衣装をつけていた。