三月大歌舞伎 第一部2021/03/28 22:48

2021年3月4日 歌舞伎座 午前11時開演 1階5列14番

「猿若江戸の初櫓」
10年以上前に南座で観た覚えがある。当時、勘太郎の踊りが見られる以外はそれほど面白い演目とも思わなかった。
今回は、久しぶりに勘九郎の踊りが堪能できたのと、子供の頃から知っている若手 を見られたのが楽しかった。
宗之助を先頭に花道に男寅、虎之介、千之助、玉太郎、鶴松の順に並ぶ。いっしょに動くときは鶴松に注目する。舞台に出てからは全員ソロで踊るときがあった。男寅も表情豊かに自信ありげに踊っているので、大人になったと感じる。鶴松が一番うまいのは言うまでもないが、宗之助と男寅だけが二人残ってまた踊るので、御曹司の中で年上の男寅が優先される、ということか。

「戻駕色相肩」
駕をかついだ浪花の次郎作(松緑)と吾妻の与四郎(愛之助)。浪花と吾妻が松緑と愛之助では逆だが、踊りがうまい松緑と、二枚目の愛之助で、役には合っている。愛之助は衣装が映えるし、台詞も声が通って良かった。
駕篭に乗っている禿役は莟玉。これも若くてきれいな女形で、役にピッタリ。
特に内容がある話ではないが、3人とも役に合っていると、気持ちよく見られる踊りだ。

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