七月大歌舞伎2010/07/18 02:03

2010年7月12日 新橋演舞場 午後4時半開演 1階3列40番

上手の一番端の席で、座席が横の壁とくっついている。前に荷物を置くのに都合が良かった。舞台の上手端よりも上手の席なので疎外感があり、睡眠不足のせいもあって、よく眠った。

3演目とも寝たり起きたりの状態だったが、「暫」で権五郎が登場する時と、引っ込むときは起きていた。花道の七三で言う台詞が息子の時と同じだ、と当たり前のことを思った。今回は、歌舞伎座が休場中のような内容が追加になっていた。他には、武衡の段四郎が貫録があって良いとか、巳之助は思い切って声を出すようになったとかを感じた。

二演目目は「吃又」。吉右衛門の又平は可愛くないので好きではないが、芝雀のおとくは優しくて情がある女房で好きだ。修理之助役の種太郎は声がずいぶん大人っぽくなった。難しい時期だ。

何度も観た演目だが、相変わらず主人公に全く同情できない。絵師がどもりで何が困る?水木しげるは片腕がないのだぞ。師匠から名前がもらえないのがそんなに悲しいのか? 虎を描き消したの、描いた絵が向こう側に抜けたからと名前をくれるおかしな流派。一体何の比喩なのだ。

最後は「馬盗人」。三津五郎と歌昇が出るので大いに期待していた舞踊だが、2人とも完全に馬に食われていた。黒い馬は前半はわりと大人しいが、三津五郎の次に巳之助が踊りだしたら、前の方に歩いて来ていっしょに踊りだした。足を曲げたり、後ろ向きでこちらを振り向いたり。歌昇ともいっしょに踊って、顔を寄せたりしていた。最後は三人を舞台に残し、馬が六法で花道を引っ込んだ。こういうのは大好き。他の動物にも踊ってほしい。