挑む2014/08/15 03:03

2014年8月14日 日本橋劇場 午後5時半開演 1階5列10番

開演前にロビーのソファに座ってコロッケを食べながら入り口の方を見ていたら生田斗真が松也のお母さんに挨拶していた。

「口上」

定式幕の前で裃姿の松也が口上。「挑む」は六年目で、今年は初めて3日間、4公演。ゲスト出演の吉弥に感謝。
その後、定式幕を開いて後ろにある「引窓」のセットを見せ、登場人物たちの関係や簡単な背景を説明。引窓の紐を引いてみせて、手水鉢に物が映ること、次の日は放生会であること、放生会の意味などを説明した。
あれだけでも、かなりわかりやすくなったと思う。先月、巡業の「角力場」を観たので、その続きを観ることになる。

「引窓」

パンフレットに梅玉の監修・指導、と書いてある。愛太夫の語り。

お早は左宇郎改め蔦之助。明るく元気なお早だった。
母のお幸は吉弥。永楽館で同じ役を観た。今回は東京の役者たちの中に吉弥がいるので存在の意味は大きいと思う。
長五郎は國矢。文楽人形のようにきれいな顔。橋之助や仁左衛門系統の顔だ。どっしりして立派だった。

松也は与兵衛に実年齢が近いのだろう。立派な侍というより、まだ若い男。お早に「お前より長五郎が強い」と言われ「なんだ」と気色ばむようなところが若い男らしくて可愛い。最近観たのは染五郎と愛之助だが、その二人のときには特に印象に残らなかったシーンだ。
手水鉢を見てはっとした後の見得など、見得の決まり方はイマイチだった。
人相書きを売ってくれと懇願するお幸と話しているうちに、はっと事情に気づく様子は、大きくてとてもわかりやすかった。

「お祭り」

勘十郎が特別に振付けたものだそうだ。

浅黄幕が落ちると真ん中にいる芸者が徳松で、ビジュアル的には喜劇のようなのだが、動きは女らしい。
國矢、蔦之助、松五郎、隆松が若い者。
鳶頭の松也と音一朗が花道から出てくる。松也の音頭で客席もいっしょに一本締め。
松也は去年の助六の踊りは自信がなさそうな表情で感心しなかったが、きょうは顔が堂々としていて良い。
最後に、「引窓」の老婆とは打って変わって色っぽい芸者姿の吉弥が花道から出てくる。松也と手をとって踊るところがある。
最後は松也と音一朗が、鈴がついた二枚の扇子の上に鬣をつけて獅子頭に見立てたようなのを持って踊った。

一度幕が下りた後、幕が上がってカーテンコール。松也が吉弥に謝意を示しているような動きをしていた。

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