新春浅草歌舞伎 2018 一部2018/01/05 21:56

2018年1月5日 浅草公会堂 午前11時開演 2階ぬ列17番

電車の接続が悪くて公会堂に着いたときは挨拶が始まっていたので、終わってから席に着いた。

「鳥居前」

義経は種之助。顔だけでなく声も又五郎に似ている。四天王の一人の声に聞き覚えがある、とプログラムを見たら片岡當十郎だった。
静御前は梅丸。高音がよく出るようになった。
弁慶は歌昇。まずまずの出来。
逸見藤太は巳之助。浅草歌舞伎の最年少だった頃を思うと、とても成長した。最近は声が裏返ったりしなくなった。
狐忠信は隼人。台詞がイマイチ生な感じがするが、見た目は立派。隼人の六方を初めて観た。

「御浜御殿綱豊卿」

茶屋前の場では、江島役の新悟の台詞が一番すっきりして良かった。綱豊役の松也は、いつもは美声だと思うが、この役に関しては台詞がしつこくてお腹にもたれる感じがする。

途中で眠ってしまって、新井白石役の錦之助は全く記憶にないし、助右衛門が入って来たところも覚えていない。
助右衛門の役は10人近い別の役者のを観ていると思うが、巳之助はその中で上の部類。一生懸命な感じと、心情がよくわかるところがいい。松也の方は、感情過多に感じる。殿様なのに必死過ぎ。この役に関しては私の好みは仁左衛門よりも梅玉だから、もう少しクールな感じがいい。
米吉のお喜世は良かった。