勘九郎・七之助 錦秋特別公演2014/09/13 01:39

2014年9月7日 ゆうぽうとホール 午後4時半開演 1階2列32番

一、都風流

二人で素踊り。

二、芸談

今回は10周年という話、ニューヨーク公演でルーシーリューが観に来て、公演日数がもっと長かったら友達にも見せられるのにと残念がった話、今回の演目の紹介などの後、お客さんの質問に答える。
いくつかあったが、二人の追っかけをしてる人の質問の一つで、七之助が紀州道成寺のときに着る衣装の下に見えている着物の色が新緑のときは黒かったのに今回が白いのは何故か、という質問に、七之助が「新緑と錦秋で色が変わった方が良いと思って」のように答えている後ろに勘九郎が「正直に言いなさい。打ち合わせができてなかったんでしょ」と暴露したのが面白かった。

三、月の巻

國久が姫で、いてう、仲助が仕丁、仲之助、仲四郎、仲弥が腰元。
芸談のときに勘九郎が、ザ歌舞伎という感じ、と言っていたが確かに女形が多くて次々に踊るので華やかだった。
いてうの顔が勘三郎の顔に似ていて懐かしい。

四、紀州道成寺

初めて観た。鐘と白拍子(七之助)と、住職(勘九郎)。船弁慶の静と弁慶のような格好で踊る。勘九郎が踊ると、くるくる回るのもやっぱりすごくかっこいい。七之助の白拍子は鐘に入った後、鬼のなって打杖をもって出てくる。白い顔に赤で隈取して赤い髪で、見た目が、ランウェイを歩くモデルのように綺麗だった。

一度幕が閉まってから拵えを改めて、勘九郎・七之助を真ん中に全員並び、手ぬぐい撒きがあった。私は自分に向かって投げてもらっても受け取れないような運動音痴なので、こういうときは何もしないで座っているのだが、手ぬぐいが1本、私の左手の中に飛び込んできて、止まった。上手の役者さんの誰かが投げてくれたものだ。