勘九郎・七之助 春暁特別公演 20182018/03/19 22:48

2018年3月18日 なかのZERO 午後3時半開演 2階7列31番

なかのZEROは、元同僚のバレエの発表会を見に毎年行くところだが、歌舞伎を観たのは初めてだ。花道も回り舞台もないが、歌舞伎の巡業でもやってくれると、近いので嬉しい。

「芸談」
 
フジテレビのアナウンサーが司会。きのう桜が開花したので、花見について。午前中は、大道具さん主催の花見の話を聞いたが、ご家族での花見の思い出はあるか、という質問。家族の花見の思い出はないそうだ。幕内の花見だと、予定した日に雨が降ったりしても大道具が桜を持って来るので困らないらしい。
この次は、咲いた桜から逃げるように北海道での公演。塩ジンギスカンがおいしい店があって、勘九郎は大河ドラマの役の都合で食事制限をしているが、塩ジンギスカンは絶対に食べに行く。
大河ドラマの役はマラソンランナーで、中学生のときから始まる。歌舞伎なら羽二重で引っ張るし化粧でどうにでもなるが、映像、それも4k。しかし、中学生に見せるコツを会得した。口角を上げて、目を大きく開ける。
年取ってからは、特殊メイクになる。
歌舞伎の化粧を落とすには、今、水クレンジングを使っている。そういう化粧品に詳しいのは新幸四郎。水クレンジングも幸四郎が教えてくれたが、実は七之助は知っていた。「エターナル近松」のときに短時間で拵えを変える必要があって使ったから。それを言ったら、幸四郎は「普段使ってないでしょ。僕の方が先」と言った。負けず嫌い。
きょうの演目の1つ「浦島」は、浦島太郎の話で、勘三郎の前で踊ってみせた時に、「それいいから、お前踊れ」と言われた。どういう教訓なのか、不思議がる勘九郎に、フジテレビのアナウンサーは、ある番組のために調査したところ、浦島太郎は実はハッピーエンドだった、と言う。乙姫が亀で、浦島は鶴で結ばれる話だったが、明治時代に教科書に載せるためかなんかの理由で太政官が後半を変えたのだそうだ。「すごいことしますね」と驚く兄弟。私もびっくりした。ということで、きょうの浦島は、最後は鶴になってもらえますか、とむちゃぶりをされていた。

客先からの質問。好きな酒について。勘九郎はハイボール。氷結ストロングが好き。七之助は特に好みはなく、シャンペン以外なら飲む。
全国を回っていると、ホテルで怪談のような経験はないか。そういう経験は、あるそうだ。
最後の質問に対し、勘九郎は欅坂46のファンで、欅坂46について熱心にしゃべった。

「鶴亀」
従者役の仲侍がうまかった。

「浦島」
2010年9月の錦秋特別公演で、当時の勘太郎が踊るのを観た。あの時と同じく、玉手箱を開けて老人の姿になってからの踊りが、腰をぐっと下ろした姿勢で、見ものだと思う。芸談のときのリクエストに応え、最後は鶴の羽ばたきのように腕を大きく動かしてくれた。

「枕獅子」
鏡獅子の原曲になっている作品だが、鏡獅子の方をよく知っていると、鏡獅子の女形バージョンという感じ。
七之助は黒地で左側が水色の打掛。衣装にはピンク、赤、黄色、黄緑、と色がたくさん使ってあるのにおかしくなくて、目を楽しませるものになっている。引き抜きがある。
差し金の蝶が二羽飛ぶ中で踊っている姿を見て、福助か時蔵でも観たことがあるのを思い出した。
獅子の姿になる前には、胡蝶ではなく禿二人が踊る。鶴松と國久。
七之助が獅子の姿になって出てきて3人でいっしょに踊る。最後の方は気振りがあって、七之助が最後に男になったような感じがした。

コメント

_ おめで鯛 ― 2018/04/19 02:23

記事の題名を見て、びっくりしました。私は、11時半からの舞台を拝見したもので。中野ゼロは、12月に小ホールの方で、花緑さんの落語を聞きました。私の家も、中野は近いので嬉しいです。

午後の舞台というのを、読み飛ばしていたので、「芸談の中身が違うなぁ、居眠りしてたっけ?」などと、とんちんかんなことを思ったりしました(笑)。

席は、1階の後ろのほうでした。一番後ろに、声を掛ける大向うの方がいました。ああいう、歌舞伎の舞台らしくないところでも、「中村屋!」と聞こえると、ワクワク気分が盛り上がりました。

_ 東京ローバ ― 2018/04/20 00:30

あ、すれ違いでしたね。
あのホールには毎年行きますが、二階があるということを初めて知りました。そういえば、二階の方には大向うさんいなかったかも。
この公演ができるのなら歌舞伎の巡業もできるのではないかと期待しています。
あの日は、チラシの中の中車の「昆活しようぜ」というのが目について、私の分は「蝶の折り方」がついてたんですが、前の人が「カマキリの折り方」というのを持っていて、それがほしくて休憩時間にゴミ箱をあさりました。

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