壽初春大歌舞伎 夜の部2020/01/06 23:41

2020年1月4日 歌舞伎座 午後4時半開演 3階3列2番

「義経腰越状 五斗三番叟」

たぶん、初めて観る演目だ。

花道から絵に描いたような奴さんたちが出てきた。その中心には亀井六郎役の猿之助。正月早々猿之助の所作事が観られて嬉しい。

猿之助はうまいがキャラ的に子供っぽいので、白鸚の五斗兵衛が出てくるとやっと大人が出てきた感じがする。屋台の上を歩いているときの歩き方がいかにも年寄だが、台詞が始まるとやっぱりうまい人だと思う。歌舞伎によくあるお酒関連の話。最後に酔った状態で三番叟を踊り、奴を馬にして乗って花道を引っ込む。

「連獅子」

猿之助の連獅子を観るのは初めてだ。
舞台下手から狂言師右近(猿之助)が現れ、猿之助より長身で顔の小さい團子の左近が後に続く。
猿之助はいつも通り安定のうまさ。團子は背が高いせいかやや腰高な感じ。
宗論は福之助と男女蔵。福之助はけっこううまい。
再び猿之助と團子が出てくる前に台が運びこまれた。普通に2つの台を置いて、その後もう一つ台を持ってきて2つの台の上に架橋するように置いた。
私の席は3階なので仔獅子が後ずさりするところは見えなかった。花道で毛振りをし、そこからケンケンで舞台中央まで行くのが大変そうだった。後ろ向きではないが黒塚をちょっと思い出した。
最後は、二人で台の上で毛を振るのではなく、舞台の端に対して斜めになるような感じで二人が並んで毛振りをした後、親獅子が一番上の台に立ち、仔獅子はその下で決まるような形で終わった。

「鰯売恋引網」

中村屋兄弟で観るのはこれが2度目。前回は獅童がやっていた役を今回は男女蔵がやっている。前回は傾城の中に巳之助がいたが、今回は笑也、笑三郎、國久、と大姉御揃いだ。
七之助は綺麗で、ところどころ玉三郎に似てて良い。勘九郎は軍物語だけを何回も観たい。