明治座十一月花形歌舞伎 昼の部2014/11/26 17:08

2014年11月22日 午前11時開演 2階3列29番

「高時」

初めて観た。タイトルから想像して小難しい歴史ものかと思っていたら、幕開き、輿の上に犬が座っている。置物かと思っていたら、上手から仔犬が二匹出てきて、そしたら動いた。着ぐるみだった。

後半も、烏天狗がたくさん出てきて跳んだり踊ったりして楽しかった。

「夏姿女團七」

去年、竹三郎の会でやったときよりは全体に派手で贅沢。
初めに芸者が数人花道に並ぶのも去年はなかったろう。秀太郎が夜の部に出ているので千壽とりき弥が芸者で出ている。

この芝居は浜町が舞台で、明治座は浜町にあるから、「やかましいわい!」で始まるおとら(竹三郎)のみあらわしの台詞に馬喰町、横山町、浜町、薬研堀などの地名が出ると受ける。

一寸お辰は徳兵衛にあたる役で、春猿はブルー系の浴衣がよく似合って綺麗だった。

お梶(猿之助)がおとらを殺す場面は七月の海老蔵と中車の團七・義平次を頭の中によみがえらせながら見た。二人で顔を見合わせるところも七月に負けずに思い切り近寄っている。40の年齢差のある女形二人ががっぶり四つに組んで大熱演。ショー的な面白さではなくて演技で魅せる猿之助を見ると、亀治郎が戻って来たようで嬉しくなった。

最後はザーザー降りの雨の下での立ち回りがあり、その後、一人になった猿之助は井戸の水を桶で何杯か被ってずぶ濡れになる。ワッショイワッショイの神輿がやって来て、その一人の手拭いをとって被り、踊りながら引っ込む。

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