九月大歌舞伎第四部2020/09/02 00:09

2020年9月1日 歌舞伎座 午後7時15分開演 1階13列20番

きょうは幕開き前のアナウンスはなくて、幕が上がると玉三郎が舞台の真ん中に座って頭を下げていた。半年ぶりの玉三郎だ。口上のときの女形のように、頭に紫色の布をのせている。私の真正面に玉三郎のニコニコした顔が見える。嬉しい~
玉三郎の後ろに金屏風があって、その後ろには歌舞伎座の建物の書割がある。櫓もある。玉三郎によれば、櫓は顔見世の11月にしか上がらないそうだが、きょうは特別に櫓もこしらえてもらったそうだ。
2階、3階のお客様からは見切れるので、ということで、お弟子さんが上手に書割の櫓と同じものを置いて見せてくれた。

役者がどのような景色を見ているかお見せしましょう、と玉三郎の後ろに歌舞伎座の客席を映し出した。キラキラした、誰も座っていない客席。

その後、玉三郎が梅ゼリから奈落に降りる、という設定で映像を使って玉三郎が歩いたり階段を上ったりしながら、花道の下、すっぽん、鳥屋、「松ゼリ」「竹ゼリ」「大ゼリ」、、回り舞台などを紹介した。超豪華歌舞伎鑑賞教室、といったところ。

映像の中で滝夜叉の打掛を着てそのかっこうで実際にせりから上がってきたり、阿古屋が鳥屋から出ようとする映像の後、実際に鳥屋から出てきたりした。

後半は鷺娘。初めは映像で、その前に本物の玉三郎が真っ白い衣装で現れて踊った。そして赤い着物に引き抜き。その後、紺地の着物の踊りは映像。これはとても綺麗だった。そして映像の中でピンクの着物に引き抜き。
最後のシーンは映像で海老反りのあたりまで見せたところに玉三郎が同じ格好でせりあがってきて、最後に息絶えるまでをやった。

幕が下り、もう一度上がったがそのときは玉三郎は倒れているままで、一度幕が下り、また上がったときは玉三郎は座ってお辞儀をしていた。その次に上がったときは立ち上がっていた。みんな盛大に拍手をして幕が下りて、終わり。

楽しかった~

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