tokyo robas bravo

きょうは会社帰りにNHKホールで郷ひろみコンサートを見た。行こうと思ったのが遅かったので三階席。全席７５００円で、遅く買うと良い席がなくなる。三階席からもスラリとした足はよくみえたが顔が見えない。もっと近くで見たかった。三月にDVDが出るとかで、きょうはカメラが入っていた。

私の左側の二席は空いていたが右側に一人座っていて、よく来るんですか、と聞かれた。三階席には空席があったが一階と二階はいっぱいで、ノリもいい。ひろみの歌にあわせて決まったフリをしているし、ペンライトを持っている人も多かった。誰かが「アッチッチ」が踊れないと前の列には座れないね、と言っているのが聞こえた。確かにその通り。

郷ひろみに手を振ってもらえると嬉しい。きょうは、ひろみって普通に話す声がこんなにいい人だったかと思った。マイクに何か仕掛けがあるのかと疑うほどだ。歌は今回出したアルバム、エヴォルーションに入っているバラードが中心だが、アップテンポの曲の時がみんな盛り上がる。バラードはひろみのニンじゃない。バラードがうまい人なんてほかにいくらでもいるんだから、ひろみはひろみにしか歌えない歌を歌ってほしい。ジャパーンやアッチッチみたいな。「抱いてやる今夜～」もひろみのセックスアピールが生きてていい。 会場のファンもバラードはあんまり気に入ってない反応だった。

コンサートの後グッズ売り場に寄った。ひろみがひろみの声で起こしてくれる目覚まし時計のことを言っていたので買いたかった。値段が７千円で高いが思い切っちゃおうかな、と思ったのだがひろみの写真つきのデザインがあまりにもダサくてやめた。あれでは観光地の土産物みたいで恥ずかしくて部屋に置けない。誰も来ないけど。

ホールの外で、舞台の写真を四枚一組五百円で売っていた。大きさは違うが歌舞伎座の舞台写真一枚五百円に比べるとずいぶん安い。売ってる人が写真を入れてる箱の整理の仕方は歌舞伎座と同じだった。みんなあんな風にしてるのだろうか。売ってる人がどういう立場の人なのか、ひろみのコンサート会場の外ではいつもあんな風に写真を売ってるのか、わからない。

私はひろみより２歳年上で、デビューしたときは既に大学生だった。中学高校のときにひろみファンだった人がうらやましい。５０になっても若いときと同じ体型を維持して青春の思い出にひたらせてくれるなんて、ひろみは本当にザ・アイドルだ。