新春浅草歌舞伎 第1部2009/01/07 23:41

2009年1月4日 浅草公会堂 午前11時開演 1階そ列20番

去年と一昨年は鏡開きから初日を見たが、今年は初日は新橋演舞場に行ったので浅草は二日目を見た。きょうのお年玉挨拶は勘太郎。「不況の中、ありがとうございます」と言った。「今年は獅童さんの裏切りにあいまして・・・」「愛之助さんは松竹座で・・・」でも二月にはまた松竹座で元のメンバーでやるから、という話の後、質問を一つだけ受け付けた。「初笑いを教えてください」という質問に、「レッドカーペット」と言った。去年のクリスマスイブが収録で悲しかったのだそうだ。「エリザベス!」という私にはわからないギャグを言っていた。

「一條大蔵譚」 曲舞、奥殿

チケットを買ったとき後ろ過ぎて不満だったのだが、挨拶している勘太郎が真正面に見えたし、曲舞では小鼓の傳次郎が真正面に見え、前の人の頭もあまり邪魔にならなくて、思ったより良い席だった。

「一條大蔵譚」は勘三郎襲名のときと三年前の松竹座で観たが、曲舞は見なかった。かすかに遅刻して松竹座に行ったとき、お京と鬼次郎夫婦はもう舞台に出ていたが、あの幕は今回はなかった。 亀治郎の踊りを見せたかったのだろうが、あの幕の芝居も見たかった。大蔵卿が踊るときにお京役の松也も出てきて踊るが台詞はない。幕間に近くの席の人が「あんな役しかもらえないのかと思って心配しちゃった」と言っていた。

奥殿ではお京と鬼次郎夫婦が活躍する。松也は台詞も動きもきりっとしていて、役に合っている。きりっとしているときでも玉三郎は色気を漂わせているな、とふと思い出した。

「土蜘」

勘太郎の踊りを期待していたが、ウトウトしてしまって、気がついたら勘太郎が真正面で踊っていた。勘太郎が糸を投げると後見がくるくると鮮やかに片付ける。最後の方はもっと糸を投げまくって糸だらけになって終わるような気がしていたのだが、そうではなかった。

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