日本橋 ― 2012/12/25 23:28
2012年12月24日 日生劇場 午後2時開演
クリスマスイヴに玉三郎の芝居を観たのは過去にも何回かあった。今回は一階のロビーで記念品を受け取る。これが自分へのクリスマスプレゼント。
25年前にも「日本橋」を観たし、その後のテレビ放映も見たが、ところどころしか覚えていない。威勢の良い芸者、お孝。清葉を見て「髪が黒くて色が白いから麻の葉模様がよく似合うね」という。麻の葉模様の襦袢を千世に着せて、「抱いてあげよう」という。スタスタ歩いてきて、伝吾の毛皮を外にぱっと捨てるところ。葛木が、お孝と別れるときに、最後ソファに倒れこんだところ。病み衰えたお孝の顔が血の気がないのに美しくて、お化粧ならいたいと思ったこと。
「春で朧でご縁日」という有名な台詞は知っていたが、葛木と初めて出会ったときは、お雛様に供えたサザエとハマグリを川に放しに来たときだったことは忘れていた。これを放生会というのも、言葉は知っていたが内容は初めて知った。
今回は前と演出が違っていて、葛木と清葉の回想シーンを、座ったままの清葉が出たり引っ込んだりする形で入れていた。
清葉は、前回の水谷良重より、高橋恵子の方がはまり役だと思う。
最初の休憩の後、葛木役の松田悟志と玉三郎が相合傘で下手の通路を通ったので、2人の顔がよく見えた。
私は葛木があまり好きでなくて、孝夫がやるのはもったいないと思っていたので、松田悟志くらいでちょうど良い。お孝に別れを告げるとき、孝夫は腕を組んでソファに全身を投げて仰向けになったと記憶しているが、松田は、ソファの端の方にうずくまるような感じだった。
葛木がお孝と再会するとき、葛木は高野聖のような出家の格好だったが、前回もこんな格好をしていたのか、記憶がない。
こういう、威勢が良い女が出てくる話に有り勝ちなことだが、前半はとっても気持ちよく観られるのに、後半、女が気弱になってつまらなくなる。"Tomorrow is another day!" で終わる「風とともに去りぬ」は、女が書いたものだから最後まで気が強いんだろう。
最後は、死んでゆくお孝の傍で清葉が後ろ向きで笛を吹いて、幕となる。
カーテンコールもあった。 全員いっしょのときと、玉三郎一人で舞台の前の方に来るときとあった。玉三郎が死顔の化粧なので、「こわいよぉ~」と言ってる人もいた。
クリスマスイヴに玉三郎の芝居を観たのは過去にも何回かあった。今回は一階のロビーで記念品を受け取る。これが自分へのクリスマスプレゼント。
25年前にも「日本橋」を観たし、その後のテレビ放映も見たが、ところどころしか覚えていない。威勢の良い芸者、お孝。清葉を見て「髪が黒くて色が白いから麻の葉模様がよく似合うね」という。麻の葉模様の襦袢を千世に着せて、「抱いてあげよう」という。スタスタ歩いてきて、伝吾の毛皮を外にぱっと捨てるところ。葛木が、お孝と別れるときに、最後ソファに倒れこんだところ。病み衰えたお孝の顔が血の気がないのに美しくて、お化粧ならいたいと思ったこと。
「春で朧でご縁日」という有名な台詞は知っていたが、葛木と初めて出会ったときは、お雛様に供えたサザエとハマグリを川に放しに来たときだったことは忘れていた。これを放生会というのも、言葉は知っていたが内容は初めて知った。
今回は前と演出が違っていて、葛木と清葉の回想シーンを、座ったままの清葉が出たり引っ込んだりする形で入れていた。
清葉は、前回の水谷良重より、高橋恵子の方がはまり役だと思う。
最初の休憩の後、葛木役の松田悟志と玉三郎が相合傘で下手の通路を通ったので、2人の顔がよく見えた。
私は葛木があまり好きでなくて、孝夫がやるのはもったいないと思っていたので、松田悟志くらいでちょうど良い。お孝に別れを告げるとき、孝夫は腕を組んでソファに全身を投げて仰向けになったと記憶しているが、松田は、ソファの端の方にうずくまるような感じだった。
葛木がお孝と再会するとき、葛木は高野聖のような出家の格好だったが、前回もこんな格好をしていたのか、記憶がない。
こういう、威勢が良い女が出てくる話に有り勝ちなことだが、前半はとっても気持ちよく観られるのに、後半、女が気弱になってつまらなくなる。"Tomorrow is another day!" で終わる「風とともに去りぬ」は、女が書いたものだから最後まで気が強いんだろう。
最後は、死んでゆくお孝の傍で清葉が後ろ向きで笛を吹いて、幕となる。
カーテンコールもあった。 全員いっしょのときと、玉三郎一人で舞台の前の方に来るときとあった。玉三郎が死顔の化粧なので、「こわいよぉ~」と言ってる人もいた。
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