十二月大歌舞伎 初日 第二部2017/12/03 01:32

2017年12月2日 歌舞伎座 午後3時開演 1階4列26番

「らくだ」

愛之助のやたけたの熊五郎はすし屋の権太のような雰囲気。久しぶりに太い腕を見た。中車のクズ屋は今まで観たこの役の中で一番完成度が高い。らくだは、定評のある片岡亀蔵なので、ベストの配役かも。
クズ屋がらくだの死体を背負って歩くとき、亀蔵の足の甲が舞台を滑って行く。熊五郎が大家とかけあっているときに外で待っているクズ屋とらくだの体勢がいろいろ変わって面白い。カンカンノウは、最後には死んだらくだもいっしょになって踊る。

「蘭平物狂」

前回も観たが松緑と左近の親子共演ばかり気になって、今回愛之助が演じる行平のことは全く記憶にない。小顔の松緑と、それよりも小さい顔の左近が顔を見合わせるのはほほえましい。左近はだいぶ成長して、前回よりも意識して役を演じていると感じた。

蘭平と繁蔵親子や、蘭平の所作など見所はあるのだが、前半は途中で睡魔に襲われた。立ち回りの幕の前に、中で松緑が「じゃあ、よろしく」と声をかけるのが聞こえ、期待が高まった。

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