六月大歌舞伎 昼の部2006/06/10 23:49

2006.06.10  午前11時開演 歌舞伎座 1階13列3番

「君が代松竹梅」

松の君、梅の君、竹の姫が平安の衣装で踊る。 愛之助の追っかけを始めるまではこういう朝一の演目はパスしていた。 たいした振り付けでもなくただ衣装の雰囲気を楽しむだけ。でも梅の君の愛之助の顔がかわいいから許す。カン雀も孝太郎も背が低いので愛之助の背の低さが目立たない。後ろを向いても衣装に貧弱さがカバーされる。松の君のカン雀の衣装が一番大人っぽくて趣味が良さげ。座席が花道の外で愛之助が上手の方にいたら遠すぎると思ったが、下手の方にいたのでそんなに遠くはなかった。しかし11分であっという間に終わる。

「双蝶々曲輪日記 角力場」

濡髪長五郎役が幸四郎、それに買った放駒とつっころばしの与五郎役が染五郎。与五郎役がおもしろい。つっころばし役のできる息子のいる体格の良い役者は幸四郎だけかもしれないので、この親子に合った役だと思う。何も親子でやる必要はないが。

「藤戸」

ぼーっと見ていたので話がよくわからない。吉右衛門がはじめは老婆の役で出て、最後に悪霊になって出てくる。老婆役は母の役だったらしく、イアフォーン解説をきいて意味がわかった後ろの人は「涙が出ちゃう」と言っていた。 後ろに並んでいる若い男の中に種太郎がいた。

「荒川の佐吉」

仁左衛門の佐吉を見るのは三回目。今回は愛之助も出るのでことさら楽しみだったのだが、前回の方が感動があったような気がする。今回は特に最後の泣けるシーンが長すぎて感動が薄まったような気がした。

愛之助が出る場には仁左衛門は出ない。最初、上手の方にすわって腕組みしているのが愛之助だろうと思ったが遠すぎて顔がよくわからなかった。恋仲のお八重役の孝太郎が清五郎役の愛之助にお守りを渡す場面は動きがはっきりしているので恋人に見えた。そのお守りを懐にしまいながら下手に歩いてきて郷右衛門役の段四郎を相手に名乗りを上げ、斬られて死ぬ。 声がいい。もう一度見る予定だがやはり下手より。もう少し顔をよく見たい。

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