團菊祭5月大歌舞伎 夜の部 ― 2008/05/21 23:52
2008年5月19日 歌舞伎座 午後4時半開演 1階8列37番
「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 白浪五人男」
通しなので、なぜ五人なのかがわかる。しかし花見の場は眠ってしまった。 その後、地蔵堂前のシーンに見覚えがあったので、前にも通しは見たことがある。千寿姫の梅枝が若女形らしくなってきた。弁天小僧役の菊五郎が悪いおじさん状態。
浜松屋の場、菊五郎はきれいではないが、安心して見ていられる。七之助のときに見逃し勝ちだった緋鹿子のキレを入れるところも、ちゃんとわかる。
若旦那の宗之助役で出てくる海老蔵は、見染の場の与三郎と同じでおかまっぽい。正月の巳之助の方がまだしもきちんとしていたのではないかと思うほど。これは客観的に出来が悪い。この役は海老蔵がやる必要はない役だからかまわないけれども、見染の場の与三郎はいつまでもおかまのままなのだろうか。
浜松屋の店先の次の場があると、実直そうだった番頭が店の物を盗んで逃げ出そうとしたり、日本駄右衛門が刀を抜いて有り金残らず出せと言ったり、話が面白く展開するので、今年の浅草もあれが観たかったと思った。
稲瀬川勢揃の場では、左団次の南郷もタッパがあるのでそれなりにかっこよく決まっていたが、浅草の獅童はかっこよかったなあ。
「三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)」
前の演目の後、10分の休憩をはさんで10分の踊り。台詞が少しあり、相変わらずサ行の発音が変。途中で、扇子を一回転させるときに受け損なって膝のところで押えたりしていたが、松緑の踊りを見られて嬉しかった。
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