ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ合同ガラ公演 Aプロ2010/10/27 19:48

2010年10月26日 東京文化会館 午後6時半開演 1階R11列12番


R席はダンサーの全身が見えて好きだし、通路際の席がとれて嬉しかったが、上手が少し見切れる。

第1部

「パ・ド・カトル」
みんなうまいんだろうが、個人的には、印象が薄い。

「眠れる森の美女」第3幕のパ・ド・ドゥ

私は女性のソーモワの方が気に入ったが、男性に対する拍手が多かった。サラファーノフだからか。

「海賊」

久しぶりに見る。
ワシーリエフはちょっとデブだと思ったが、重量を生かした回転の迫力があって、なかなか素敵だった。

「愛の伝説」

「海賊」が大受けした後に、観客の目をこれだけ惹きつけるテリョーシキナは凄い。テリョーシキナだけのときはバランシンかと思うような動きだったが、男性が出てきたら衣装の雰囲気からしても明らかに違うとわかりった。この演目は何よりも振付が素晴らしかった。やっぱりグルゴローヴィチ大好き。

ここで休憩。

第2部

「ナルシスへのレクイエム」、

これはきょう一番気に入った。若いダンサーが踊る新作。シクリャローフは若くて素晴らしい。
第3部の「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」はバランシンの振付でも古典的で、こちらも良かった。相手のソーモワも良かった。若くて新鮮なコンビ。


「タランテラ」

サラファーノフは、眠りより、こちらの方がずっと良かった。この人、イギリスとかドイツの男の子みたいな雰囲気なんで、タランテラのような軽やかな曲が似合う。逆に、テリョーシキナはこの演目では老けた女に見えて、似合わないコンビに見えた。

「別れ」

これも新作で良かった。特に男性のセルゲーエフの動きが素晴らしかった。振付も良いが、第3部の「シンデレラ」で再確認したが、セルゲーエフはかっこ良い。足が長くて素敵。

ここで休憩。

第3部

「黄昏のヴェニス」

これは非常に好みだった。普通のスーツみたいので踊るのを見るのが大好き。たぶん、今回出た男性は、スーツで踊ったらみんな最高に素敵だろうと思う。

「シンデレラ」

シクリャローフとソーモワも良かったが、振付も良かった。ラトマンスキーは確か、「イワンと仔馬」の振付の人。 男性が女性をサポートする、古典の振付を基本としているが、新しいところもある。


「カルメン組曲」

感傷的すぎるカルメンで、衣装と合ってないと思った。 カルメンの間奏曲は大好きだが、ドンホセの格好をした人があんな風に踊るようなものかな、と思った。

「ドン・キホーテ」

この最後の演目は「海賊」コンビが決めてくれた。ワシーリエフは、向きになってるんじゃないかと思うほど力の限りジャンプしていた。

このメンバーだと、やっぱり新作が面白い。古典が凄くうまいのは、もうよ~くわかってるから、新作踊ってみてよ、と言いたい面子だ。

6時半から10時20分まであって、普通のバレエ公演の2回分観たような感じだ。

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