アクロス福岡 坂東玉三郎 コンサート 世界の旅 ― 2012/07/19 01:19
2012年7月15日 アクロス福岡 午後5時半開演
第1部
アラウンドザワールド
途中で挨拶した後の「あのアイルランドの町 あのニューヨーク あのパリ そしてロンドンタウン」という歌詞が好きだ。
ルート66
これはノリが難しそうなので、玉三郎を見ているときにはついぞないことだが、「ガンバレ」と心の中で叫んだ。しかし、赤坂のときより明らかに上達して、案外良かった。
踊り明かそう、君住む街角
この2曲のバースの部分は玉三郎の訳詞だそうだ。「踊り明かそう」の「夢がひろがるのよ」は曲に合っていて女の子らしくて良いフレーズだ。
Someone to watch over me
玉三郎によると、この歌は、King and I のアンナの役をやったイギリス人の女優ガートルード・ローレンスが主役になるまでを描いた「ザ・スター」というミュージカルでジュリー・アンドリュースが歌っていたものだそうだ。 ガートルード・ローレンスはKing and I をミュージカルにしてアメリカで上演してもらいたかったが興行主は反対。アメリカではない、主人公が死ぬ、ラブストーリーではない、という理由。でもハマースタインの奥さんと友達だったので、頼んで作ってもらった。そして、大ヒット。
ス・ワンダフル
ガーシュインの作曲。トミー・チューンが出たミュージカルMy One and Onlyの中でも歌われた。玉三郎はニューヨークで観たそうだ。
追憶
私の個人的好みでは、この歌はどうしてもMemories~ではじまってほしい。
恋のバカンス
この曲は実はアンコールで歌おうと思ったのだそうだ。
伊藤エミが先月の16日に亡くなった。新幹線ができたばかりの頃、新幹線に乗っていて、名古屋で降りた。名古屋に住んでるんだな、と思った。ザピーナツは昔、「ザヒットパレード」で魅惑の宵とかスターダストを歌っていた思い出がある。きょうは、悼むというより、昔の楽しい思い出の歌として歌いたい。
あいつが死んだ晩
これはアリスの「君の瞳は10000ボルト」というアルバムに入っていて、玉三郎はこの中の「家を出てゆきたい」と、この歌が好きなのだという。
つめたい部屋の世界地図
はるかな、はるかな、見知らぬ国へーーーと歌う玉三郎が素敵。
私は桜姫を観て歌舞伎にはまった日に、玉三郎にもはまったんだ、と今更ながらしみじみと思う。
夏の終わりのハーモニー
これは玉三郎のテレビでの歌手デビューとなった曲。
第2部
セ・シ・ボン、明日は月の上で、水に流して
この3曲は岩谷時子の訳詞だそうだ。岩谷時子は玉三郎に「あなたは豪華な衣装着るんでしょう? 高いものを身につけなきゃダメ」と言って、毛皮を2着も3着も買ってくれた。それが癖になって、「今年くらしていけるかしら」みたいな値段のを買ったことがある。(冗談ですけど、と付け加えてはいたが・・・・)
アル・ディラ、ほほにかかる涙
最近はあまり話題をきかないが、昔はサン・レモ音楽祭というのがあった、という話をした。この2曲は玉三郎の訳詞だそうだ。
Wave、いそしぎ
去年も聞いたが、若者たちが毎晩安アパートに集まって歌の練習をしていたら、周りの住人から文句を言われたので、ささやくようなボサノバの歌唱法ができた、というのは本当の話だそうだ。
いそしぎは元々はボサノバの曲ではないが、今回はボサノバとして歌う。
ワンノートサンバ~イパネマの娘
この曲にのせて伴奏のメンバーを紹介。バイオリンのお兄さんは遠目には松山ケンイチ風。玉三郎はこのお兄さんを愛しているから「平清盛」を擁護しているのかな、と勝手な妄想をした。
最後の曲「ムーンライト・セレナーデ」、そしてアンコールの2曲「What a Wonderful World」と「LOVE」。
終わると、客席から歓声が上がり、スタンディングオベーションをしている人も多かった。
第1部で気持ちが盛り上がったわりには第2部で盛り上がるところがなかったのが残念。
第1部
アラウンドザワールド
途中で挨拶した後の「あのアイルランドの町 あのニューヨーク あのパリ そしてロンドンタウン」という歌詞が好きだ。
ルート66
これはノリが難しそうなので、玉三郎を見ているときにはついぞないことだが、「ガンバレ」と心の中で叫んだ。しかし、赤坂のときより明らかに上達して、案外良かった。
踊り明かそう、君住む街角
この2曲のバースの部分は玉三郎の訳詞だそうだ。「踊り明かそう」の「夢がひろがるのよ」は曲に合っていて女の子らしくて良いフレーズだ。
Someone to watch over me
玉三郎によると、この歌は、King and I のアンナの役をやったイギリス人の女優ガートルード・ローレンスが主役になるまでを描いた「ザ・スター」というミュージカルでジュリー・アンドリュースが歌っていたものだそうだ。 ガートルード・ローレンスはKing and I をミュージカルにしてアメリカで上演してもらいたかったが興行主は反対。アメリカではない、主人公が死ぬ、ラブストーリーではない、という理由。でもハマースタインの奥さんと友達だったので、頼んで作ってもらった。そして、大ヒット。
ス・ワンダフル
ガーシュインの作曲。トミー・チューンが出たミュージカルMy One and Onlyの中でも歌われた。玉三郎はニューヨークで観たそうだ。
追憶
私の個人的好みでは、この歌はどうしてもMemories~ではじまってほしい。
恋のバカンス
この曲は実はアンコールで歌おうと思ったのだそうだ。
伊藤エミが先月の16日に亡くなった。新幹線ができたばかりの頃、新幹線に乗っていて、名古屋で降りた。名古屋に住んでるんだな、と思った。ザピーナツは昔、「ザヒットパレード」で魅惑の宵とかスターダストを歌っていた思い出がある。きょうは、悼むというより、昔の楽しい思い出の歌として歌いたい。
あいつが死んだ晩
これはアリスの「君の瞳は10000ボルト」というアルバムに入っていて、玉三郎はこの中の「家を出てゆきたい」と、この歌が好きなのだという。
つめたい部屋の世界地図
はるかな、はるかな、見知らぬ国へーーーと歌う玉三郎が素敵。
私は桜姫を観て歌舞伎にはまった日に、玉三郎にもはまったんだ、と今更ながらしみじみと思う。
夏の終わりのハーモニー
これは玉三郎のテレビでの歌手デビューとなった曲。
第2部
セ・シ・ボン、明日は月の上で、水に流して
この3曲は岩谷時子の訳詞だそうだ。岩谷時子は玉三郎に「あなたは豪華な衣装着るんでしょう? 高いものを身につけなきゃダメ」と言って、毛皮を2着も3着も買ってくれた。それが癖になって、「今年くらしていけるかしら」みたいな値段のを買ったことがある。(冗談ですけど、と付け加えてはいたが・・・・)
アル・ディラ、ほほにかかる涙
最近はあまり話題をきかないが、昔はサン・レモ音楽祭というのがあった、という話をした。この2曲は玉三郎の訳詞だそうだ。
Wave、いそしぎ
去年も聞いたが、若者たちが毎晩安アパートに集まって歌の練習をしていたら、周りの住人から文句を言われたので、ささやくようなボサノバの歌唱法ができた、というのは本当の話だそうだ。
いそしぎは元々はボサノバの曲ではないが、今回はボサノバとして歌う。
ワンノートサンバ~イパネマの娘
この曲にのせて伴奏のメンバーを紹介。バイオリンのお兄さんは遠目には松山ケンイチ風。玉三郎はこのお兄さんを愛しているから「平清盛」を擁護しているのかな、と勝手な妄想をした。
最後の曲「ムーンライト・セレナーデ」、そしてアンコールの2曲「What a Wonderful World」と「LOVE」。
終わると、客席から歓声が上がり、スタンディングオベーションをしている人も多かった。
第1部で気持ちが盛り上がったわりには第2部で盛り上がるところがなかったのが残念。
宝山ホール 坂東玉三郎 コンサート 世界の旅 ― 2012/07/19 15:26
2012年7月16日 宝山ホール 午後5時半開演 2列17番
第1部
アラウンドザワールド
バイオリンの演奏にのって出てきて舞台中央まで歩き一礼して、置いてあったマイクを手にとって歌いだした。
ルート66
これは福岡のときの方が出来が良かった。
お兄さんがナットキングコールが好きで、玉三郎は8歳とかその頃、当時はカセット(?)でいっしょに聞いていた。
踊り明かそう、君住む街角
最後の「夜の明けるまで」の「まで」は高音だが、玉三郎はがんばって出す。
玉三郎はムダにコンサートの回を重ねているのではなく、自分の声が魅力的に聞こえる部分を把握したり、演出に工夫をしたりしている。流石だと思う。
Someone to watch over me
良い訳詞だと思う。何度も聞いているうちに、「広い世界のどこか 誰かに私を」と鼻歌を歌いたくなってくる。
ス・ワンダフル
My One and Only の中ではトミー・チューンと、私達の世代の小枝ちゃん、ツイッギーが歌って踊る。水の上のタップダンス、という話。
玉三郎はこういう歌を歌うとき、越路吹雪のステージを無意識的にでも参考にしているのだろうか。私は越路吹雪のステージを観たことないので、テレビで得たイメージからの憶測だが。
追憶
演出家が、バーブラ・ストライザンドの歌を歌ってみないかと言ったそうだ。訳詞は玉三郎。一生懸命歌っていた。
恋のバカンス
アンコールで、自分が歌いそうもないものを、ということでこの曲を考えていたら6月16日に伊藤エミさんが亡くなったので、正式な曲目に入れた。岩谷時子作詞、宮川泰作曲。岩谷さんは「(周りから)あんた達は舶来の歌作ってるね、と言われてるの」と言っていたそうだ。
きょうは、ザピーナツが新幹線に乗っていたエピソードはなかった。
あいつが死んだ晩、つめたい部屋の世界地図、夏の終わりのハーモニー
アリスの歌で「君の瞳は百万ボルト(ママ)」というのがあります、それは歌いませんが、その中の「みんなに不足はないけれど~おれは家を出たいんだ」という歌と、「あいつが死んだ晩」が好きだった、と玉三郎。
「世界の旅」というタイトルではあるが、この日本の歌のときが、玉三郎の歌唱が一番冴えて客も聞き惚れる。日本語の素晴らしい詞を、玉三郎の表現力で聞かせる。特に「あいつが死んだ晩」では、歌手玉三郎の素晴らしさを実感する。「ともに地獄の鬼になり 稲妻走る雨の中」の説得力。
第2部
きょうは前から2列目なので、靴もよく見えた。第2部は白いスーツに合わせた白い靴。底が黒くて前後が巻き上がってるみたいなのが面白い。
セ・シ・ボン、明日月の上で、水に流して
いずれも岩谷時子の訳詞。35年くらい前に亡くなった越路吹雪が好きだった、という話。
岩谷時子が好きで親交もあるのだから「玉三郎、岩谷時子を歌う」というコンサートもやってほしいものだ。
アル・ディラ、ほほにかかる涙
悪くはないが印象が薄い。
Wave
きょうは頑張ったと思う。
いそしぎ
これは良かった。ボサノバとして歌っているとは言っても、メロディラインが緩やかで、玉三郎が感情を乗せやすいのだろう。第2部の方で初めて盛り上がる曲を見つけられたと思った。
玉三郎はアンディ・ウィリアムズ、スティーブ・ローレンス、トニー・ベネットの名前を上げた。私はスティーブ・ローレンスは知らなかった。
ワンノートサンバ~イパネマの娘
ワンノートサンバとイパネマの娘は、コンサートやリサイタル用に訳詞して歌うのはかまわないが、CD等に録音するためには訳詞が許されていないそうだ。作った人の思い入れがあるのだろうが、自分としてはあくまでも母国語で歌いたい、という玉三郎。
伴奏のメンバーを紹介するとき、なんとなく動いているのではなく、メンバー毎に玉三郎がはっきりと違う動きをするようになった。
イパネマの娘は、歌い方と動きに工夫のあとがみられる。表現の方向性が出てきた。
ムーンライト・セレナーデ
伴奏の平原さんが時おり腕を動かしていたせいもあるのか、客席で腕を左右に動かしている人が多かった。このホールではミラーボールがないからその代わりかと思ったが、ミラーボールはLOVEのときには出てきた。
アンコールになり、いつものように震災のことにも触れたメッセージの後、What a Wonderful World。
最後の曲LOVEが始まると立ち上がる人がいて、最前列の男性で立ち上がれというように手を動かしていた人がいたこともあって、全員スタンディングで手拍子。
きょうは自分の中で第2部がきのうより面白かったし、玉三郎の顔が近くで見られて嬉しかった。
帰りのタクシーで運転手さんに、「福岡では歌が終わってから立ち上がったのに、きょうは歌の始めからみんな立ち上がった」と話したら、「鹿児島の人間は無愛想なのが多いのに意外です。福岡の方がノリが良さそうなのに」と言っていた。
第1部
アラウンドザワールド
バイオリンの演奏にのって出てきて舞台中央まで歩き一礼して、置いてあったマイクを手にとって歌いだした。
ルート66
これは福岡のときの方が出来が良かった。
お兄さんがナットキングコールが好きで、玉三郎は8歳とかその頃、当時はカセット(?)でいっしょに聞いていた。
踊り明かそう、君住む街角
最後の「夜の明けるまで」の「まで」は高音だが、玉三郎はがんばって出す。
玉三郎はムダにコンサートの回を重ねているのではなく、自分の声が魅力的に聞こえる部分を把握したり、演出に工夫をしたりしている。流石だと思う。
Someone to watch over me
良い訳詞だと思う。何度も聞いているうちに、「広い世界のどこか 誰かに私を」と鼻歌を歌いたくなってくる。
ス・ワンダフル
My One and Only の中ではトミー・チューンと、私達の世代の小枝ちゃん、ツイッギーが歌って踊る。水の上のタップダンス、という話。
玉三郎はこういう歌を歌うとき、越路吹雪のステージを無意識的にでも参考にしているのだろうか。私は越路吹雪のステージを観たことないので、テレビで得たイメージからの憶測だが。
追憶
演出家が、バーブラ・ストライザンドの歌を歌ってみないかと言ったそうだ。訳詞は玉三郎。一生懸命歌っていた。
恋のバカンス
アンコールで、自分が歌いそうもないものを、ということでこの曲を考えていたら6月16日に伊藤エミさんが亡くなったので、正式な曲目に入れた。岩谷時子作詞、宮川泰作曲。岩谷さんは「(周りから)あんた達は舶来の歌作ってるね、と言われてるの」と言っていたそうだ。
きょうは、ザピーナツが新幹線に乗っていたエピソードはなかった。
あいつが死んだ晩、つめたい部屋の世界地図、夏の終わりのハーモニー
アリスの歌で「君の瞳は百万ボルト(ママ)」というのがあります、それは歌いませんが、その中の「みんなに不足はないけれど~おれは家を出たいんだ」という歌と、「あいつが死んだ晩」が好きだった、と玉三郎。
「世界の旅」というタイトルではあるが、この日本の歌のときが、玉三郎の歌唱が一番冴えて客も聞き惚れる。日本語の素晴らしい詞を、玉三郎の表現力で聞かせる。特に「あいつが死んだ晩」では、歌手玉三郎の素晴らしさを実感する。「ともに地獄の鬼になり 稲妻走る雨の中」の説得力。
第2部
きょうは前から2列目なので、靴もよく見えた。第2部は白いスーツに合わせた白い靴。底が黒くて前後が巻き上がってるみたいなのが面白い。
セ・シ・ボン、明日月の上で、水に流して
いずれも岩谷時子の訳詞。35年くらい前に亡くなった越路吹雪が好きだった、という話。
岩谷時子が好きで親交もあるのだから「玉三郎、岩谷時子を歌う」というコンサートもやってほしいものだ。
アル・ディラ、ほほにかかる涙
悪くはないが印象が薄い。
Wave
きょうは頑張ったと思う。
いそしぎ
これは良かった。ボサノバとして歌っているとは言っても、メロディラインが緩やかで、玉三郎が感情を乗せやすいのだろう。第2部の方で初めて盛り上がる曲を見つけられたと思った。
玉三郎はアンディ・ウィリアムズ、スティーブ・ローレンス、トニー・ベネットの名前を上げた。私はスティーブ・ローレンスは知らなかった。
ワンノートサンバ~イパネマの娘
ワンノートサンバとイパネマの娘は、コンサートやリサイタル用に訳詞して歌うのはかまわないが、CD等に録音するためには訳詞が許されていないそうだ。作った人の思い入れがあるのだろうが、自分としてはあくまでも母国語で歌いたい、という玉三郎。
伴奏のメンバーを紹介するとき、なんとなく動いているのではなく、メンバー毎に玉三郎がはっきりと違う動きをするようになった。
イパネマの娘は、歌い方と動きに工夫のあとがみられる。表現の方向性が出てきた。
ムーンライト・セレナーデ
伴奏の平原さんが時おり腕を動かしていたせいもあるのか、客席で腕を左右に動かしている人が多かった。このホールではミラーボールがないからその代わりかと思ったが、ミラーボールはLOVEのときには出てきた。
アンコールになり、いつものように震災のことにも触れたメッセージの後、What a Wonderful World。
最後の曲LOVEが始まると立ち上がる人がいて、最前列の男性で立ち上がれというように手を動かしていた人がいたこともあって、全員スタンディングで手拍子。
きょうは自分の中で第2部がきのうより面白かったし、玉三郎の顔が近くで見られて嬉しかった。
帰りのタクシーで運転手さんに、「福岡では歌が終わってから立ち上がったのに、きょうは歌の始めからみんな立ち上がった」と話したら、「鹿児島の人間は無愛想なのが多いのに意外です。福岡の方がノリが良さそうなのに」と言っていた。

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