萬狂言 春公演2019/04/14 23:10

2019年4月14日 国立能楽堂 午後2時半開演 中8列15番

解説
「まん狂言」だとばかり思っていたら、「よろず狂言」だった。能村晶人の解説はわかりやすかった。各演目の解説があって、出演者も若い人が多いと浅草歌舞伎のようで楽しい。

「棒縛」
狂言の「棒しばり」は初めて観る。主は万禄、太郎冠者は拳之介、次郎冠者は真之介。太郎冠者はいかにも若いが、次郎冠者は年齢を考えたらうまいかも。棒に縛られる次郎冠者の方が難しい役なのは歌舞伎と同じだ。基本的なストーリーは歌舞伎と同じ。二人で酒の匂いを嗅いだり、酒を飲むときに声で音を作ったりするのが歌舞伎とは違う。歌舞伎の踊りの見せ場は、狂言では一人が謡い、もう一人が動く。主が帰って来たとき、歌舞伎のようにベロベロに酔いながら「酔ってません」と言うところはない。

「八句連歌」
金を借りている貧者が萬、貸し手が万蔵。互いに「萬」「万蔵」と呼び合うのが面白い。萬は今年89歳になるが、声はしっかり出ていて、よぼよぼしたところがない。よぼよぼの役者の芸を「至芸」と呼ぶのは嫌いなのだが、これは正に至芸。万蔵は髪が黒くて頭の部分は現代人なのに対し、萬は髪の白さもあって、全体が「貧者」になっている。
神々しい舞台だった。

休憩の後、素囃子「早舞」と「朝比奈」。後半は前半ほど面白くはなかった。

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