浪花花形歌舞伎 2日目 2部2007/04/04 00:50

2007年4月2日 松竹座 午後2時45分開演 1階6列5番

松竹座の花道のすぐ横の席にはじめて座った。花道との間に通路がないから出入りが不自由かと心配したが、花道との間には下に荷物を置く人がいなければ通れるくらいの隙間があるし、松竹座は前後の座席の間が歌舞伎座より広く、人の前を通るのにそれほど気を使わなくてすむ。

愛之助の与右衛門の顔が綺麗すぎてまるで女剣劇のようだ。そのせいで男女の差が際立たない。与右衛門の顔はどの程度決まっているものなのだろう。1部の東間に近いような顔ではだめなのだろうか。

私が「かさね」を初めて観たのは団十郎襲名のときの菊五郎孝夫のコンビだ。今回と型が違って、最初に2人で花道を出てきたのだったと思う。私はすっぽんのすぐ後ろの花外の席で、与右衛門役の孝夫が舞台に出たところで花道に向き直った姿が記憶にあり、菊五郎はすっぽんのところで倒れていて着物のすそを覗いたが特に何も見えなかった。 孝夫も今回の愛之助のように花道で両足を交互に前に持ち上げて跳ねたりしたのだろうか。記憶にない。毛をそっておしろいを塗った足と貼ってあった絆創膏しか覚えていない。

孝夫の与右衛門の顔はあまり好きではなかった。権助を理想としていたからか?愛之助の顔はやや女っぽいかもしれないが綺麗だとは思う。顔についてはテレビで見た海老蔵の与右衛門が一番だ。

2回目の曽根崎心中はきのう観たときより良く感じた。きのうは眠くて途中何回か眠ったのかもしれない。