吉例顔見世大歌舞伎 昼の部 「天衣紛上野初花」2010/11/28 22:52

2010年11月20日 新橋演舞場 午前11時開演  1階10列27番

筋書きに写真が入ったか、早いな、と思ったが、もう20日なのだ。

河内山宗俊の出る芝居と直侍の出る芝居を観たことはあるが
「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)」の通しを観るのは初めてだ。

幸四郎の現代性が、河内山の役にプラスに作用している。オレンジ色の絽の羽織も、役のいかがわしさを増す小道具のように着ている。


松江の殿様役の錦之助が、実に良かった。品のある二枚目役が生きている。若いときは顔が孝夫ばりなだけの役者だったが、50過ぎて、味が出てきた。苦悩を顔に滲ませながら河内山の話をじっと聞いている様子がとても良かった。

極め付けの菊五郎の直次郎。蕎麦を食べるシーンはあっさりしている。直次郎と三千歳の綺麗な見せ場で睡魔に襲われた。

「もうこの世じゃあ逢わねえぜ」の後の幕が立ち回りだったこともあるように記憶しているが、今月は河内山妾宅の場になり、「御用だ、御用だ」で幕切れだった。

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