十二月大歌舞伎 第二部 初日2017/01/02 00:19

2016年12月2日 歌舞伎座 午後3時開演 1階11列14番

「吹雪峠」
七之助のおえんを観るのは二回目。七之助のキャラに合った役で、松竹座の時の方が、若いのにうまいなと思った。今回は玉三郎演出とのことで、玉三郎ぽさを感じた。玉三郎が自分でこの役をやりたいと思っているのかもしれないと思った。
松也の助蔵は、若いいい男で、甘ったれな感じがぴったり。七之助との息も合っている。
直吉役の中車は、小屋に入ってきてからずっと難しい顔で上手に立っている感じで、もう少し気持ちの揺れを見せてほしかった。

「寺子屋」

寺入りがあるし、弘太郎の涎くりはうまいだろうと思ったが、予想を遥かに上回るうまさだった。「天秤棒、天秤棒」と言いながら太い足を見せて回る動きの素晴らしさ。

十二月大歌舞伎 「あらしのよるに」 初日2016/12/10 00:46

2016年12月2日 歌舞伎座 午前11時開演 1階10列27番

今話題の成宮がめいの声をやった映画の「あらしのよるに」を観たのが10年前。南座の公演は観られなかったので、待ちに待った東京公演。すっごく面白かった。

私の席は上手の通路際で、幕が開くと、後ろの方から声がして役者達が通路を歩いて舞台に上がって行った。悪役のぎろ(中車)も通ったし、がぶ(獅童)とめい(松也)も通ったので、良い席だった。

ぎろは、狼の長の座を狙っていて、自分で長を殺し、殺したのは山羊たちだと嘘をつく。

狼のおばば役の萬次郎がいつもながらのいい味。息子の竹松は山羊の役で、本人に近いようなキャラだった。

山羊のみい姫の松枝は、山羊の格好はしていない。普通の歌舞伎のお姫様で、踊ったり縛られたりして、綺麗だった。

音楽は義太夫で、きちんとした歌舞伎だが、がぶが義太夫に文句を言ったり、勝手なステップを踏んだりして、獅童らしさもある。
吹雪に巻き込まれて記憶喪失になったがぶは、めいと再会しても友達であることに気がつかない。隈取の見本のような狼の顔で太い声で悪役のようにしゃべる。それが、合言葉の「あらしのよるに」を聞いた途端に、「ええっ」と、かわいい獅童に変わる。獅童の魅力を堪能できる役だ。

めいの松也は獅童より大きくて食べでがありそうだが、中性的で可愛い。よく跳ねていて、元気そうでよかった。

吉例顔見世大歌舞伎 初日 夜の部2016/11/21 22:58

2016年11月1日 歌舞伎座 午後4時半開演 1階13列27番

「御浜御殿綱豊卿」

助右衛門は私の中で染五郎の出世作である。弱っちい助右衛門が綱豊に言い返すところが痛快だった。今回は前回までに比べてはじめから線が太い助右衛門で、後半の意外性が薄くなった。それでも、仁左衛門と染五郎の綱豊・助右衛門は現時点でのベストコンビだと思う。

仁左衛門の綱豊は孝夫時代最後の時から毎回観てきたが、輝くばかりの美貌と美声の綱豊がうまく枯れて、年寄りの意地悪さも感じられて、いい味が出て来た。お喜世の手を握って話しているとき、反対側の手を伸ばすと鴬色の着物の胸のところの金色の模様が流れるように見えて綺麗だ。筋書を読んだり台詞の意味を深く考えたりしない人間だが、何度も観ているとさすがに大体の内容が頭に入って、綱豊の討入りに対する期待がそこここに現れ、助右衛門と話して確かめようとしているのもわかる。

お喜世役の梅枝は危なげないが、可愛げはない。こういう役には向かないのかも。江島の時蔵がいかにも上流婦人で私好み。竹三郎の浦尾が意地悪そうな年寄りで良い。

「松嶋屋」と声が掛かっていた巡礼は仁左衛門の孫だろう。

「口上」
左團次が期待にたがわぬ愉快な口上だったのと、梅玉が先月と同じことを言っていたのが印象的だった。

「盛綱陣屋」
芝翫も左近も良かったが、時政役の彦三郎が印象的だった。口上のときは舌がもつれるような感じであぶなかったが、それが台詞になると常人ではない雰囲気を醸し出していた。花道から去るときの、やや前傾姿勢で、滑らかではない歩き方も、不思議な力のある老人という感じで良かった。

「芝翫奴」
三人兄弟が、何日かずつ順番に踊るらしい。きょうは長男の橋之助。すごく頑張って踊っているが、あまりうまくはない。

八代目中村芝翫襲名披露 十月大歌舞伎 夜の部2016/10/15 01:05

2016年10月10日 歌舞伎座 午後4時半開演 1階16列29番

「外郎売」

大磯の虎は七之助、化粧坂少将は児太郎、舞鶴は右近、喜瀬川は梅丸、と綺麗どころが揃う。珍斎だけは声を聞いても誰だかわからなくて後で筋書を見たら吉之丞だった。
松緑は台詞は下手だが外郎売の早口言葉は問題ない。所作はやっぱり綺麗。

「口上」

藤十郎が襲名の次第を説明し、隣りの玉三郎に「玉三郎さん」と口上を促した。藤十郎は紫、玉三郎はオレンジ色の肩衣で、並んだ二人が華やいで見える。我當はいつも朗々たる声で台詞を言っていたのに、きょうは声が小さくて発音も不明瞭だったのでショックだった。病気したのだろうか。次の菊五郎が「奥さんに叱られながら」と言って笑いをとったのでほっとした。いつもながらユーモラスな口上。

「熊谷陣屋」

いつも見ているのは團十郎型、きょうのは芝翫型、ということで、違いがある。

熊谷直実が赤っ面。最後、熊谷は花道に来ないで、屋台の上にいるままで「16年は一昔」の台詞を言って、幕になる。

「藤娘」

玉三郎は綺麗だが、全体に淡々とした印象。最後は、藤の枝を持って顔の横に花を垂らしながら花道を引っ込んだ。きょうの席からは、鳥屋に引っ込むまでよく見えた。

GOEMON2016/10/12 23:30

2016年10月3日 新橋演舞場 午後4時開演 1階4列9番

30年ぶりにアントニオ・ガデス舞踊団を観た翌月に「GOEMON」を観ることになるとは、神様の嫌がらせかとも思ったが、五右衛門(愛之助)にフラメンコを教わった阿国(壱太郎)が、そのリズムから新しい踊りを創り出すシーンは今回も素晴らしくて、観た甲斐があった。

教えるシーンで、愛之助はけっこう真面目に踊っているのでちょっと感動した。花道に来た時、履いている靴が見えた。「フラメンコ」の言い方にメリハリがきいていて、笑いを誘っていた。
きょうの席は花道七三に近く、壱太郎の海老ぞったときの顔がすぐ近くに見えた。舞台で五右衛門と阿国がフラメンコの練習をしている時に、父のカルデロン神父の幻影として今井翼が七三からせり上がってくるので、あっちを観たりこっちを観たり、忙しかった。
今井翼は今までほとんど知らなかった。スペイン語の歌はイマイチだが、フラメンコは嫌いじゃない。霧隠才蔵の拵えが似合っていた。

阿国の弟子たちは女性だが、女性の中に入っても壱太郎は一体化している。猿楽の一座は女性の中に千壽、竹之助、折乃助が入っていて、こちらは大きさが違うのでわかる。

五右衛門の子供時代を演じる千太郎は今回初めて観たが、なかなか堂々としていて感心した。良い役者になりそうだ。

佐藤浩希がフラメンコを踊るとき、ギターは日本人だが、歌はスペイン人。このスペイン人だけは、アントニオ・ガデス舞踊団の舞台にいてもおかしくない。後半に、上手に大薩摩、下手にフラメンゴギターとこの歌手がいて順番に歌ったのは面白い趣向だった。

石田三成役の吉太朗と、加藤虎之助役の種之助の連れ舞があった。踊りのうまい二人は見応えがあって、もっと観たかったが、すぐ終わってしまった。

吉弥は序幕で石田局、二幕目では名古屋山三で大活躍だった。「鞘当」のパロディがあったが、立役は慣れていない感じがした。他の役者たちが客席を駆け回っている間、舞台の上でトンボを切らせていた。最後は自分も刀を持って客席を歩いていった。

終わり近くに女性のフラメンコダンサーがたくさん出てきて踊る。踊り自体に見るべき点はないが、録音で流れるスペイン語の曲が良くて、女性歌手がうまいので、気持ちよく見られる。音楽は大事だ。

芝居の後、愛之助と今井翼が出てきてカーテンコール。愛之助は「歌舞伎にはカーテンコールはありません」と言った。

平成28年度松竹大歌舞伎 入間 Aプロ2016/10/03 22:52

2016年10月1日 入間市民会館 午後4時半開演 1階20列7番

「獨道中五十三驛」

Aプロは、巳之助が13役早変わりと丹波与八郎をやり、猿之助はおさん実は猫の怪と由留木調之助をやる。Bプロはその逆。

私が観た夜の部はAプロなので、猿之助は序幕には出ない。おもだかの主要な役者が次々に出て、丹波与八郎の父の役(寿猿)が殺されたところにやらずのお萩(春猿)が出てきて、座りなおして劇中口上。殺されている寿猿も起こす。口上が終わると、また死ぬ。

最後は丹波与八郎(巳之助)が出てきて、皆でだんまり。

私は二幕目が一番楽しめた。化け猫役の猿之助の所作が見もの。おくら役の段一郎も活躍する。最後は、舞台の上をずっと宙乗りするが、はらはらすることもなく猿之助の動きを目で追うことができてなかなか良い。
小さな猫の踊りは「カステラ一番電話は二番」のCMを思い出した。着ぐるみの大きな猫も面白かった。

猿之助だとできて当たり前だから、巳之助の13役早変わりはスリルがあった。特に女の役三連発がドキドキ。巳之助は女形の顔は綺麗だが所作が少しぎこちない。芸者のこしらえでひっこむとき、褄を取るのに少し時間がかかっているようだった。

アントニオ・ガデス舞踊団「カルメン」2016/09/22 22:15

2016年9月18日 オーチャードホール 午後1時開演 1階33列30番

映画の「カルメン」は官能的で、映画館で6回くらい見た。アントニオ・ガデスの来日公演で、舞台の「カルメン」も、複数回観た。今回はほぼ30年ぶりの「カルメン」だ。

映画のプログラムか新聞評に「主役はフラメンコ」と書いてあった記憶があるが、本当にその通り。舞台転換もなく、踊りっぱなし。
ガデスは死んでしまって、ドン・ホセは別のダンサーが踊る。ガデスのようなカリスマ性、オーラはないが、良いダンサーだ。来日当時のガデスより若い。カルメン役はセクシーな美人。二人とも腕が長い。

30年前はあまり意識しなかったが、今回は音楽の構成の見事さを感じた。開幕はビゼーの「カルメン」で、最後も「あーカルメン、あー、カルメ~ン」で終わり、それは録音で流れる。しかし、かなりの部分はスペイン語の歌、フラメンコの曲の生演奏が占めていて、演奏者は舞台上にいる。歌いながら踊った人もいる。合間に「ハバネラ」のような有名な曲やカルメンのテーマの録音が流れる。そのつながりがごく自然で全体が美しい音楽劇になっている。最後、エスカミリオとドンホセの対立のところはフラメンコの曲で、その直後、ドンホセがカルメンを殺すシーンにはオペラの録音が流れてつながる。

マシューボーンの「白鳥の湖」と同じで、繰り返しの鑑賞に堪える名作だと思う。

カーテンコールでも何度も踊ってくれて、スカッとした。

秀山祭九月大歌舞伎 夜の部2016/09/08 00:17

2016年9月6日 歌舞伎座 午後4時半開演 1階12列7番

「吉野川」
初めて観た。舞台の真中に川があって上手と下手に家がある。浄瑠璃は上手の葵太夫と下手の愛太夫。花道も二本。

下手の家ではひな祭りで、腰元たち(梅枝、萬太郎)が働いている。萬太郎はコミカルな腰元の役にはまっている。
その後出てくる、雛鳥役の菊之助。身分の高い若い娘の役は安心して観られる。そして、上手の家には恋人の久我之助(染五郎)が現れる。
そして、雛鳥の母の定高(玉三郎)が桜の枝を手にして本花道から、久我之助の父の大判事(吉右衛門)が桜の枝を襟に差して仮花道から登場する。七三で向かい合って台詞のやり取りがある。

美しい舞台で繰り広げられる残酷な話。雛鳥の首を落とした後、雛段に飾ってある嫁入り道具のミニチュアを川に浮かべて上手の家に送り、最後に雛鳥の首も送って、切腹して瀕死の久我之助に嫁入りさせる。

歌舞伎らしいトンデモな筋立てだが、立派な役者が演じることで、説得力をもって客に見せている。

吉右衛門は苦手だが高い声で言う最後の台詞は良かった。吉右衛門は高い声のときが好きだ。

「らくだ」
松緑が駱駝役の亀寿を好きなように動かしているのが面白かった。常磐津に合わせて女っぽく踊るところがいい。
クズ屋の染五郎は弱々しく見えるところが合っている。駱駝に押しつぶされたりするところは今月のオリジナルか。
丁稚役の子役がよく声の通る子で、その子が生意気な台詞をわりと長く言うのが面白かった。

「元禄花見踊」
舞台中央にせり上がって来た玉三郎を中心に、若手たちが踊る。児太郎、梅枝あたりが最初わかって、次に歌昇、隼人がわかった。種之助は女形だった。隼人はやっぱりイケメンで、玉三郎の横でポーズをとると、お似合いだった。

第二回 双蝶会2016/08/29 23:34

2016年8月24日 国立劇場小劇場 午後1時開演 13列34番

入り口でプログラムを手渡された。

「車引」

梅王丸と桜丸、編み笠で顔は見えないが、又五郎に似た声は種之助に違いない。桜丸はどこかで聞いた声。梅丸だ! 
梅丸の繊細な横顔が可愛かった。声はかなり安定してきた。種之助はやや絶叫気味。
歌昇の松王丸は良かった。気のせいか正月に観た獅童の松王丸に顔が似ている。

「寺子屋」

蝶三郎のよだれくりは関西喜劇風。
種之助と米吉の源蔵、戸波夫婦は、まだ若い感じがする。
歌昇の松王丸は、小柄でどうかなと思ったが、最初の派手な衣装が似合っていて立派だった。咳の仕方は下手だと思った。小太郎が首を落とされる物音を聞いてよろめくところや、首実検の「でかした源蔵、よく討った」のところは良かった。
直近で観た「寺子屋」の首実検が成田屋型だったから、普通のはこういうやり方だよな、とまじまじと見てしまった。
松王丸と春藤玄蕃が去って、若君を戸棚から出したところで、膝立ちの種之助が若君の頭を包み込むように両腕をまわした。
千代役の梅枝は、大人が出て来たと思った。本公演での戸波が素晴らしかったし、今回の千代も本公演レベル。
義太夫に乗った嘆きのシーンは踊りのうまい梅枝ならではの美しさ。その間に脱いだ着物を着なおしている源蔵が目に入った。いつもと舞台のサイズが違うので、いつもは見逃してしまう細部に気づく。
戸波が首のない小太郎の亡骸を抱えて出てくる。親だったら泣き崩れる瞬間だろう。小太郎の亡骸を入れた籠の方に行こうとする千代を止める松王丸。
源蔵が手を合わせているときは、松王丸の書いた筋書通り小太郎を殺すはめになった源蔵を思った。
歌昇には悲劇が似合うというか、悲劇の主人公を演じる歌昇を見たいと願っている私にとっては、後半の松王丸もとても良かった。
歌昇と梅枝、同じときに初舞台を観た二人が、こんなに立派に松王丸と千代を演じるのを観られるのは、長く歌舞伎を観てきたことへのご褒美か。

八月納涼歌舞伎 初日 二部2016/08/10 00:28

2016年8月9日 歌舞伎座 午後2時45分開演 1階16列26番

「東海道中膝栗毛」

二部はこれがあるから人気なのだろう。染五郎と猿之助のコンビは私も観たかったが、予想よりずっとエンタメに徹した芝居で、コクーン歌舞伎や昔の納涼の新作、それにワンピースを思い出した。

真っ暗な中で舞台が少し明るくなると、金太郎と團子の二人。金太郎は若様で、そのお供が團子。台詞をいわゆる「棒読み」の金太郎に対し、台詞らしく言う團子。二人の個性の違いが面白かった。團子の方が達者でプロっぽいが、それが何十年先の役者としての優劣を約束してもいないところが歌舞伎の面白いところ。長生きして、二人の行く末を見たいものだ。

場面が変わると、舞台の上の舞台で吉野山を踊っている。静は春猿、忠信は猿弥。二人の後見の黒衣が、弥次喜多の染五郎と猿之助。舞台でいろいろ失敗があって、弥次喜多は逃げる。

読売屋の文春(ふみはる)の役が弘太郎。狂言回し的なことをするが、ノリと動きが良かった。文春は、あのセンテンススプリングのこと。リオで体操男子団体が金メダルをとった、とか時事ネタを言う。
これ以外にも、旅籠の「五日月屋」は都知事が使っていたとかいう「三日月屋」にかけたもので、「経費で」という言葉が出たりする。

女役者十六夜は壱太郎。踊りを披露する。離れ座敷にいる十六夜のところに行こうとして、弥次喜多は幽霊に会う。

富士川を渡ろうとして川に落ち、クジラの背中に逃れて、海に運ばれる。そしてラスベガスへ。

ラスベガスの場には、劇場支配人のデビッド役の獅童が出る。獅童はこの後、奉行の役でも出て、それもまあ良いのだが、きょう見た中ではこの支配人の役が一番、余人をもって代えがたいものに見えた。

この場はショーガールが出てきて色っぽく踊るし、アラブ人の金持ちの奥さん役の笑三郎が貫禄。染五郎と猿之助が連獅子を踊る、という劇場のシーンのときは一階の各桟敷の後ろにドレスアップした客が現れて雰囲気を盛り上げる。
連獅子のシーンは良かった。猿之助の赤獅子は最近では珍しいような気がするし、二人の毛ぶりが観られて楽しかった。
ルーレットのいかさまがみつかって逃げた弥次喜多は噴水のある池に飛び込む。本水でバシャバシャやって、前方席の人たちはビニールを広げて持っていた。
ラスベガスの場は、ワンビースの第二幕のように楽しかった。

三保の松原の場では切腹しようとする金太郎を團子が止める。その台詞が、たぶんヤマトタケルかなんかの引用なので、笑える。そして、海から大きな天照大神(笑也)が現れて、二人を助ける。

最後の伊勢の場に奉行役の獅童が出る。この日は花火大会。背景のプロジェクションマッピングに花火が次々に上がり、客席では何かが破裂してテープが後ろの方まで飛んで来た。

弥次喜多は、花火の大筒の中に隠れていて、火がついたので空に上がる。という設定で、宙乗り。浴衣姿で、少し上にいる猿之助の浴衣の裾に染五郎がつかまっているような形の宙乗り。染五郎は途中で手を離して、鉄棒のように何回かクルクル回った。

舞台では奉行役の獅童が扇子を掲げて、幕となった。

「紅翫」
こちらは、オリジナルの納涼メンバーの踊り。久しぶりに勘太郎の踊りが観られて嬉しかった。