歌舞伎座120年 吉例顔見世大歌舞伎 夜の部2008/11/09 22:42

2008年11月8日 歌舞伎座 午後4時半開演 3階1列16番

2日前に3階1列目の席をゲット。

演舞場の花形歌舞伎を観た後、一時間以上時間があったのでゆっくり食事をしようと思っていたら行く予定の店が貸切で、歌舞伎座の開場まであたりをぶらついていた。その疲れが出たのか「寺子屋」の途中で眠くなり、仁左衛門の出番は必死に起きていたものの、はっと気づくと源蔵と千代が戦っていた。でも、やっぱり、仁左衛門はかっこよかった。小太郎が玉太郎で、涎くりが松江。小太郎の斜め後ろで墨をすっている涎くりも気が気ではないだろうと思った。暖簾の向こうに引っ込むとき、涎くりが小太郎と手をつないでいくのもほほえましい。涎くりが綺麗系の人のせいか、全体に綺麗な寺子達で、「山鹿育ち」がピンと来なかった。

次の「船弁慶」は好きな演目だが、3階からだと最後の花道の引っ込みがほんの少ししか見えないのが辛い。今回は傳左衛門ではないが最後に花道に出てきて打ち鳴らす太鼓の音を聞くと気持ちが盛り上がる。

最後の「八重桐廓話」は前に一度観たことがあると、途中で思い出した。2年前の十二月に、松也のお姫様が見たくて頑張って起きて朝一番の演目を観たのだ。 この芝居は主役の女形の技能を見せるのが主眼のようだ。時蔵が主役でそつなくやってはいるが面白くはない。腰元役の歌昇が、演舞場のお鹿の猿也のイメージとかぶる。 錦之助の太田五郎を見て、獅童もあのくらいできるようになってほしいと思った。

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