瓜生山歌舞伎 2回目2006/07/31 22:26

劇場前の階段の上から

2006年7月31日 午後2時開演 1階10番4列

今日は花道のすぐ外側だった。きょうは、きのうトークショーで聞いたが意味がわからなかった箇所を理解できるように見ようと意気込む。亀治郎が、袖萩になるより前に桂中納言の姿で花道から出てきたので、これを先にやると言ったんだ、と一つわかる。桂中納言が花道に立っているとカーブのある刀を帯びている姿が美しく、「日出処の天子」を思い出す。きのうは気づかなかったが、宗任を見て互いに顔を見交わす。

袖萩が三味線を弾くところでは、車一台買える値段という三味線をじっと見た。きのう感じたよりも長く弾き語りをしていた。袖萩が一度ひっこみ、次に出てきたときは、あれは吹き替えだ、と思ってみた。亀治郎に姿が似ているが、台詞はひとつもない。

愛之助の声が急に小さくなってどうしたのかと思っていたら、下手側の音楽が止んだらまた普通のボリュームで聞こえだ。こんな現象にはじめて気づいた。

花道のすぐ横だったので「松廼羽衣(まつのはごろも)」 では、花道を出てくる愛之助が近くでよく見られた。手の血管も見えたので嬉しい。 最後、舞台から下がって消えていく愛之助に対し、亀治郎は得意そうな顔をしながら宙乗りに入る体勢で観客の視線を集める。上を見上げて着物の中を覗き込んだが、足袋と足の一部しか見えなかった。

瓜生山歌舞伎の千秋楽なので、宙乗りが終わったあと亀治郎が戻ってくるのではないかと客が期待して手拍子を始めたので、外に出てアンケートを書いていた私もあわてて中に戻った。しかし、終了のアナウンスが入ったのでみんな笑って帰り支度を始めた。

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