箱根の温泉2007/02/19 22:45

羽衣

歌舞伎観劇のスポンサー様のお供で週末は箱根の温泉に2泊して来た。湯治場のようなところへ行くとしか聞いていなかったが、帰ってからネットで調べたら箱根の天山は日帰り温泉として人気のあるところなのだ。

写真は宿泊施設の羽衣。この建物の下にも内湯がある。同じ敷地内に天山、一休という温泉施設があり、車で日帰りで温泉に入りに来る人たちがたくさんいる。着いた金曜日の夜は遅い時間だったのですいていたが土曜日の3時前後は混んでいた。特にシャトルバスがある時間帯が混むものと思われる。

私たち羽衣の宿泊者は揃いの浴衣と羽織で行くので天山も一休も入湯料なしで入れる。最初の日は温泉だけでなくレストラン、みやげ物屋、休息所がある天山の方に行った。初めての露天風呂。最初は、外に出てすぐのところにある比較的ぬるめの岩風呂に入った。乳濁していた。次に、左手にある熱めの岩風呂に入った。その隣りの岩風呂は真ん中に洞窟があって、その中でじっとしている人もいた。最後に中に入って洗い場で体を洗い、そこの木のお風呂に入った。

湯上りに休息するための座敷に上がって行ったら大きな袋のようなソファがあって興味半分に寝転がったらあまりに快適で起き上がれなくなった。身体をがっちりと受け止めてお尻が沈んだりしない。帰りに受付できいたら無印良品で買ったと言ったので、家に帰ってきてからぐぐってみて「体にフィットするソファ」とわかり、早速注文した。

天山の一階の食堂で食べた食事も、羽衣の朝食、夕食も健康的で、こういうのを上等な食事というのだろうと思った。五穀ごはん、ふきのとうのテンプラ、野菜の煮物、青菜ときのこの山芋和え、等々。一回目の朝食に出た魚(マナガツオ?)はとてもおいしかったが二回目に出た干物は魚を食べるのが苦手な私には割り箸で食べるのが大変だった。ピーマンとレンコンと白滝のキンピラのようなのはお弁当のおかずに自分でも作ってみようと思った。

土曜日は起床した後、洗顔をかねて羽衣の内湯に入った。朝食後は部屋に戻り、敷きっぱなしの布団で眠った。昼すぎにおきて一休へ行った。屋内の檜風呂の周りが脱衣場。外が露天の岩風呂。昼は羽衣の建物に入っている蕎麦屋で天せいろと蕎麦アイスを食べた。その後、天山で入浴。土曜の昼なので人が多いし子供も結構いた。サウナにも入ってみた。休息所でまた例のソファの上で寝る。隣りにいた若い女の子のグループが「家にあったらどんなにいいか」と言っていた。目がさめたら静かだったのでみんな帰ったのかと思って横をみたらぐっすり眠っていた。羽衣で夕食を待つ間食堂の隣りの図書室にいた。わたせせいぞうの「菜」の一巻の途中まで読んだ。続きが気になる。夕食後、一時間ほど部屋で休んでからマッサージ室でマッサージを受けた。その後また内湯に入り、部屋に戻って寝た。テレビを見ながら寝ていて、いつ寝付いたのかわからないが、後でスポンサー様が「あなたが寝た後、歌舞伎の女形の人が出たわよ」と言ったので誰が出たのかと思ったら「チューボーですよ」に春猿が出たのだ。毎週見ているのに、その前に眠ってしまったわけだ。よく休んだせいか、帰って来てたら調子がいい。心残りは天山のみやげ物屋に売っていて帰りに買おうと思っていた正座椅子が買えなかったこと。日曜日の朝、帰る前に天山に行ったがみやげ物屋の開店は11時で、まだ開いていなかったのだ。