京都国際マンガミュージアム2006/12/23 23:10

京都国際マンガミュージアム

2006年12月18日

顔見世夜の部に行く前に京都国際マンガミュージアムに行った。 http://www.kyotomm.com/

場所は地下鉄烏丸線の烏丸御池を降りてすぐのところ。廃校になった小学校の跡地を利用したもの。校舎は昭和4年に建てられたものだそうで、作りが豪華でまるで大学の校舎のようだ。細かいタイル貼りの階段があったりして自分が卒業したちゃちな木造校舎と比べると涙が出るのだった。

午前10時から午後8時までやっていて、大人五百円で出入り自由。一階から三階まで部屋はいろいろあり廊下の壁に並んだ書架にびっしり入っているマンガ本は立ち読み自由。一階が少年漫画、二階が少女漫画、三階が青年漫画(レディースも含む)で、作者のあいうえお順になっている。

ここを見てから一度ホテルに戻ってから顔見世、という心積もりだったが、これは腰をすえて見なければ、という気持ちになり、結局ここから顔見世直行。

11時からギャラリーツアーというのがあり、一階の集合場所に行ったら平日でお客さんが少ないのか私一人。研究員一人とスタッフ三人と私、という甚だ贅沢なツアーをさせていただいた。 後からサイトを見てみるとスタッフはボランティアで、どうりでマンガが好きそうな人ばかりだった。

最初に案内された地下は書庫に漫画雑誌が詰まっているのがガラス戸越しに見えた。4月以降は登録したお客さんに公開するような話だった。廊下には、鳥獣戯画からはじまる漫画の歴史のパネルがあった。

一階から三階までの壁に「百人の舞妓展」といって、日本漫画家協会所属の漫画家が描いた漫画が貼ってあった。警備室の隣の壁を指して「これが竹宮さん」と教えてくれたが、教えられないとわからない絵柄だった。その隣にあった武田京子の描いた舞妓さんがとてもかわいいと思う。

京都精華大学がやっているミュージアムだそうで、一階の部屋には学生が来てワークショップが開かれることがあるそうだ。

二階には東京パックとか大阪パック、戦後に出た赤本、貸本漫画、いろんな雑誌の創刊号などの日本の漫画史的な資料や外国の漫画、日本の漫画の翻訳版などがあった。

三階で青年漫画の書架を見たところでツアーは終了し、エレベーターで一階の集合場所まで送ってもらいました。迷う人がいるそうだ。

ツアーの後、目をつけた大島弓子の「ポーラの涙ペールの涙」を立ち読みしに二階に行き、しばらく読んでいたら「紙芝居がはじまるよ」とおじさんが木を鳴らして歩いて行ったので、すぐ後ろの紙芝居の部屋に入った。懐かしいお菓子も売っていた。紙芝居の最後のクイズをあてておもちゃの指輪をもらった。

今でも中高年のお客さんが多いそうだが、有名になったら客が殺到してジブリみたいに予約制にしなければならないかも、と言ったら研究員の方はそうなったら嬉しい、今は修学旅行生に来てもらおうかと思っている、と言ったので、心の中で「それだけはやめてくれ」と叫んだ。

入り口にミュージアムショップもあるが売っているものの魅力はイマイチ。鉄腕アトムのノートを買ったがこれは京都駅の手塚治虫記念ミュージアムでも売ってるものだろう。

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