新春浅草歌舞伎 千秋楽 1部2007/01/27 19:36

2007年1月26日 浅草公会堂 午前11時開演 1階え列15番

朝、会社に寄って納品してから浅草へ。納品にちょっと手間取ったので浅草公会堂に着いたときは獅童が花道に立っていた。舞台をやりたいようなことを言っていたが本当に力を入れてもらいたいと思う。 キャラとしては海老蔵に次ぐ江戸前の二枚目なのではないか。御曹司はたくさんいるようでいて江戸前の二枚目にふさわしい人となると容貌が論外か男らしさに欠けるかでほとんどいない。このままでは海老蔵の一人勝ちになってしまう。獅童頑張れ。顔も声も姿も悪くなく芝居カンもある。私の目に適った男なら稽古に励んで舞台出てるうちにおばさんのファンがいっぱいつくぞ。

遅れたので場内に入ったときは扉の近くで待っていたが拍手の練習が始まったら席に案内してくれた。拍手の練習の後、花道にすぐ下に座っている当日券のお客さんにマイクを向け、誰のファンなのか聞いた。獅童のファンではなかったのだが「でも・・・」と言ってピンポンも見た、と言ったらしく、手ぬぐいをもらっていた。

今回の席は舞台には近いがすわった役者の足の方が見えなくなるし前の人の頭で舞台の1部が隠れる。23日の席の方が良かった。

「すし屋」

「娘がつけた寿司ならばなれがよかろと買いにくる」という義太夫の文句を聞くのも四回目。 「むぁいりむぁした」みたいな仁左衛門がそう言うんだろうなあ、と思う権太の台詞を聞くのが楽しい。この先何回も演じるうちに愛之助独自のものになっていくのだろうが仁左衛門ファンとしてはそれはちょっとさびしい。権太は首を持って花道を戻ってきてからが特に良かった。低い声もききとりにくくなかったし家族との別れの悲しみの表情も出ていた。

「身替座禅」

獅童は頬をひきつらせたり歌舞伎の発声風ではない大声を出したりしていたが、あの顔と声だけで十分おかしいので大真面目に演じた方がむしろ深みのあるおかしさが出て良いのではないだろうか。

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