25番ポート2007/01/22 22:57

土曜日の夜、会社でしなければならない作業を終えて納品を二つ、自宅から夜中の12時前後にするつもりで11時頃帰宅した。メールをあけて翻訳者からの翻訳を受け取り、その受信確認メールを出したら送信できない。誰にも送信できない。何日か前に25番ポートブロックの知らせは届いていたが自分はプロバイダのサーバを使っているから影響は受けないと思っていた。 泣きながら設定変更の手順を読んで578番ポートに変え、無事送信することができた。友達に言ったらWebメールなら80番ポートを使うので25番ポートブロックのときでも送信できるそうだ。Webメールは前は使っていたが最近全く使っていない。何事も逃げ場を作っておくに越したことはない。

新春浅草歌舞伎 第2部 3回目2007/01/24 00:37

2007年1月23日 浅草公会堂 午後3時開演 1階く列28番

2部の3回目。最終日にまた通しで見るのだが7日に一部を見たあと間があいてその間の変化が見たかったのと最終日では売り切れの写真が出るのではないかと思ってチケットWeb松竹で買い足した。

会社を半休して浅草公会堂へ行き、休憩中に聞こえるインタビューの内容が変わったというイヤホンガイドを借り、舞台写真を六枚買った。

お年玉挨拶は愛之助で客席に降りて客の質問を受け付けたが質問した二人は既に8回と9回来ているそうだ。質問内容は最初が「普段の歌舞伎と浅草の歌舞伎はどう違うか」答えは「若いメンバーと相談しながらやるのが面白い。上の人たちがいないのが時に不安でもある」 次の質問は「挨拶のときこしらえをして裃姿で出てくるのはなぜか」答えは「この後すぐ出番があるので。素顔だと幕を開けるまでお客様をかなり待たせなければならないので」。質問者は「愛之助さんの素敵な素顔が見られなくて残念ですね」

きょうの愛之助はお年玉挨拶が一番良かった。仁左衛門に似てて。前回の挨拶は3階席から見たので顔がよく見えなかった。

少しうとうとしたが渡海屋、大物浦があいかわらず良い。七之助は洗濯場のところが良いと思っていたが、きょうは安徳天皇と別れの言葉を交わすあたりが最高に盛り上がった。子役もよくやっている。

獅童は悪くないが、きょう見ると確かに銀平の役をやっているときは下手に見える。長身でちらちら見える脚も長くていいのだけれど。知盛になってからはあの派手な衣装が映えてかっこいい。槍をふりまわして踊るのを見て、最初に見た辰之助はうまかったんだろうなあと考えた。

勘太郎はうまいのは当然と思って今まで特に何も感じなかったが、きょうの右京の踊りには本当にうまいと思った。道成寺については玉三郎以外見たくない私が一度道成寺を観たいものだと思ったほど。

身替座禅は最初の頃よりずいぶんほぐれてきていた。愛之助が出てきたときにニマーと笑うのは獅童の影響かもしれない。表現がところどころで前より大げさになった。前は仁左衛門そのものだと思った箇所も少し変わっていた。

おじさん達がいないので若い子達は解放区の自由を感じているのかもしれない。

新春浅草歌舞伎 千秋楽 1部2007/01/27 19:36

2007年1月26日 浅草公会堂 午前11時開演 1階え列15番

朝、会社に寄って納品してから浅草へ。納品にちょっと手間取ったので浅草公会堂に着いたときは獅童が花道に立っていた。舞台をやりたいようなことを言っていたが本当に力を入れてもらいたいと思う。 キャラとしては海老蔵に次ぐ江戸前の二枚目なのではないか。御曹司はたくさんいるようでいて江戸前の二枚目にふさわしい人となると容貌が論外か男らしさに欠けるかでほとんどいない。このままでは海老蔵の一人勝ちになってしまう。獅童頑張れ。顔も声も姿も悪くなく芝居カンもある。私の目に適った男なら稽古に励んで舞台出てるうちにおばさんのファンがいっぱいつくぞ。

遅れたので場内に入ったときは扉の近くで待っていたが拍手の練習が始まったら席に案内してくれた。拍手の練習の後、花道にすぐ下に座っている当日券のお客さんにマイクを向け、誰のファンなのか聞いた。獅童のファンではなかったのだが「でも・・・」と言ってピンポンも見た、と言ったらしく、手ぬぐいをもらっていた。

今回の席は舞台には近いがすわった役者の足の方が見えなくなるし前の人の頭で舞台の1部が隠れる。23日の席の方が良かった。

「すし屋」

「娘がつけた寿司ならばなれがよかろと買いにくる」という義太夫の文句を聞くのも四回目。 「むぁいりむぁした」みたいな仁左衛門がそう言うんだろうなあ、と思う権太の台詞を聞くのが楽しい。この先何回も演じるうちに愛之助独自のものになっていくのだろうが仁左衛門ファンとしてはそれはちょっとさびしい。権太は首を持って花道を戻ってきてからが特に良かった。低い声もききとりにくくなかったし家族との別れの悲しみの表情も出ていた。

「身替座禅」

獅童は頬をひきつらせたり歌舞伎の発声風ではない大声を出したりしていたが、あの顔と声だけで十分おかしいので大真面目に演じた方がむしろ深みのあるおかしさが出て良いのではないだろうか。

新春浅草歌舞伎 2部2007/01/28 01:49

2007年1月26日 浅草公会堂 午後3時開演 3階ほ列20番

3階の最後列、劇場の一番高いところから観劇。オペラグラスを借りて役者の表情を見たが、むこうからこっちが見えないところにいて相手を凝視できる気楽さがある。

お年玉ご挨拶は亀鶴。客席の方から登場。「来年も」「浅草へ」の「来年も」を言った会場の人はこれで7回目だそうだ。私は8回目。

「渡海屋・大物浦」

今回この演目に感動したのはなんと言っても七之助のおかげ。感情のこもった心地よい声。獅童はかっこ良さ担当。 知盛の白い衣装で足を踏み鳴らしたりするのがかっこよくて、仁左衛門の知盛を見なかったのを後悔した。辰之助、猿之助で観た記憶があるがこの役がこんなにかっこいいと思ったのは今回が初めてだ。銀平のときはちょっと下手かなとも思ったが相模五郎と入江丹蔵をつかまえてやっつけるときの台詞のところは観客を惹きつけていた。相模五郎と入江丹蔵の刀は23日に続いてきょうもすんなりと鞘におさまりちょっと残念。入江丹蔵役の愛之助はやっぱりうまい。

「身替座禅」

勘太郎の右京を観たのはこれで8回目。私にとって一番たくさん観た右京になるかもしれない。愛之助はどうしても奥さんじゃなくお母さんに見える。 息子を溺愛する母の目を盗んで彼女のもとに行く息子みたい。仁左衛門そのものの台詞は減ってきたが「そんならなんと言いやる」は仁左衛門を思い出す。右京から花子との逢瀬の楽しさを聞いてくれるかと聞かれて座禅襖を被った玉の井がうなづくとき、愛之助は屈辱にたえるような「くっ」という喉の音を出す。23日に観たとき気づいたが、これは3階でも聞こえた。仁左衛門はこんな音出してたかなあ。

千秋楽だから芝居の中で何かお遊びがあるかと思ったが何もなかった。歌舞伎のカーテンコールは嫌いだが、きょうはカーテンコールを待って拍手をした。幕が上がったら玉の井の愛之助を真ん中に、下手に羽織袴の獅童と七之助、上手に扮装のままの勘太郎と亀鶴が立っていた。最初に愛之助が挨拶した。「僕が二年前に来たのはこの勘太郎さんの代わりで、今回は亀治郎さんが大河に出られているからで。でも来年も呼んでもらいたいです」 獅童が挨拶して、男女蔵がいないと思っていたら玉の井の扮装で花道から登場。玉の井とはこうあるべきもの、と言ってもいい玉の井で、比べると愛之助はかわいい。勘太郎は男女蔵に「坐骨神経痛で挨拶には出られないかもしれないと言ったじゃないですか」と言った。獅童によると獅童の鬘だそうで、頭のサイズが同じだそうだ。右京姿の勘太郎の挨拶のときは左右に玉の井が座っていた。

手ぬぐいを撒いたので3階席なのを後悔したが愛之助は玉の井の扮装で3階の最前列まで飛ばした。1回目は最前列の人がとれずに下に落とし、次にも3階まで飛んできて、最前列の人がキャッチしていた。本日の一番の感動だった。

愛之助の音頭で三本締めもびしっと決まり美しく終わった。