レニングラード国立バレエ 「くるみ割り人形2008/01/01 03:13

2007年12月23日(日) 東京国際フォーラム ホールA 午後4時半開演

キャスト

マーシャ オクサーナ・シェスタコワ、王子 アルチョム・プハチョフ、ドロッセルマイヤー ミハイル・ヴェンシコフ、くるみ割り人形 アレクセイ・クズネツォフ

ずっと踊りが観たかったので、久しぶりのバレエがとても嬉しい。

主人公の名前がクララでなくマーシャである理由は前に買ったプログラムには書いてあったかもしれないが忘れた。

今回、開演前に時間があったのでプログラムを読んでいたら、、前の芸術監督ニコライ・ポヤルチコフのこのバレエについての解釈が書いてあった。「バレエの中の主人公をタイトル通り「くるみ割り人形」とした。美しい王子は、この不恰好な人形の清らかな心であり、王子が姿を現すのは、ただ愛がある時だけである。人の心に愛情が芽生えそうになったとき、美しい王子はその人とともにある。そして、小さな「くるみ割り人形」は愛を呼び起こす清らかな心を持っている。世界をより美しく、素晴らしくするのは愛だけなのだから」

以前、テレビでBBC製作の「くるみ割り人形」に関する番組を見たことがある。その前半で人々は口々に「くるみ割り人形」の筋のくだらなさを語り、後半では音楽の素晴らしさを賞賛していた。見ていて面白かったし、「くるみ割り人形」はそういうものなのだろうと思ってきたのだが、前の芸術監督が書いているような話の筋についての肯定的見解を読んだ後でバレエを見られたのは幸福だったと言うべきだろう。

一幕目は真ん中に背の高いクリスマス・ツリーが立って、クリスマスムード。マーシャは典型的な西洋美人。父役のマラト・シェミウノフは長身で手足が長く、自己陶酔して踊っているように見えて印象的だった。ドロッセルマイヤーの踊りの振り付けが一番高度だったと思う。

ネズミとおもちゃの兵隊の戦いのシーンでは、ネズミの造形がかっこよかった。とがった帽子のようなのをかぶって、それが顔。身体の方はタキシード風で、後ろのテールが尻尾になっている。全体に黒くて顔の一部が赤い。

私の好きなアラビアを含む各国の人形の踊りは二幕目。 アラビアは踊りより音楽が好きだ。踊り自体は中国の人形の踊りが一番難しそう。最後の方は踊りは面白くないが音楽はロマンチックで大好きだ。

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